東日本大震災”から245日が経過した。


犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りすると共に、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。


例年営業的に厳しい月であるが、接点を大事に努力していこう。



さて、



表記の通り、何度も読み返したい本。

読了した当時の私の書評。



経営に終わりはない (文春文庫)/藤沢 武夫
¥490
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いわゆる世界経営史に残るであろう最強の2番手(参謀)が書き綴った経営書です。

技術の天才本田宗一郎氏と営業・財務経理・マーケティングなど経営全般つまりは商売を担当したのが著者の藤沢武夫氏であり、戦後間もなくベンチャー企業として生まれ世界のホンダ(本田技研工業)を創り上げた二人の偉大なストーリーであります。

「本田宗一郎という人間に心底惚れて、彼の良さを引き出した経営(大きな夢を持っている人の、その夢を実現する橋が作れればよい)」ということがよく分かり、「経営には参謀役が重要」「経営というものは芯は曲げないで、変化していくもの」ということを再認識できたことがこの本の一番の収穫でした。

私が響いた箇所を以下に紹介します。

◆本田宗一郎氏と組むことを決めた後の一言、「おれは金を持っていないけど、金はつくるよ。金のほうを受け持って、いっしょにやってみたい」「私は商売人だから、これからいっしょにやるけれども、別れるときには損はしないよ。ただし、その損というのは、金ということではない。何が得られるかわからないけれども、何か得るものを持ってお別れするよ。だから、得るものを与えてほしいとも思うし、また得るものを自分でもつくりたいと思う」

◆中国文学の吉川幸次郎先生が、「経営の経の字はタテ糸だ」と書いておられるが、うまいことをおっしゃる。布を織るとき、タテ糸は動かずずっと通っている。営の字のほうは、さしずめヨコ糸でしょう。タテ糸がまっすぐ通っていて、はじめてヨコ糸は自由自在に動く。一本の太い筋が通っていて、しかも状況に応じて自在に動ける、これが「経営」であると思う。

◆本田はあれだけの技術者でありながら、自分から設備や機械をほしいといったことがない。与えられた条件のなかで、可能性を見つけようとする。決して弱音をはかない。

◆本業以外のもので金儲けをしてはいけないという原則。

◆どんな場合にもバランスをとっていかないとつまづく。(=営業と投資のバランスなど)

◆世の中には万物流転の法則があり、どんな富と権力も滅びるときが来る→よって、誰にでもチャンスがある、強いものも変化しなければならない。

◆社長にはむしろ欠点が必要なのです。欠点があるから魅力がある。つきあっていて、自分のほうが勝ちだと思ったとき、相手に親近感を持つ。理詰めのものではだめなんですね。

◆私は仕事を片づけるとき、後でそれがガンにならないように、多少手荒なことがあっても、将来のことを第一にいつも考えていました。

◆私の経営信条は、すべてシンプルにするということです。シンプルにすれば、経営者も忙しくしないですむ。そのためには、とにかく一度決めたら、それを貫くことです。


以上ですが何度も読み返したい本と出合えてよかったです。

最後に、藤沢武夫氏が25年間の別れを本田宗一郎氏が知った時に、本田氏が言った言葉が最高です。泣けます。

「二人いっしょだよ、おれもだよ」
と言い、二人でホンダ(本田技研工業)から引退したそうです。

映画のエンディングみたいです。。。



本日は以上。

今日も仕事頑張るぞ!