経営者になる 経営者を育てる/菅野 寛
¥1,890
Amazon.co.jp

経営者になる 経営者を育てる 経営者になる 経営者を育てる
著者:菅野 寛
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2005-06-10
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


週末読了した本の紹介です。


今まで読んだ経営書の中でもぴか一だと思いました。

要旨は、
結局企業というのは経営者の優劣で決まる。現代のような日々変化する時代においてはなおさら。経営者に必要な能力というのは先天的なものではなく後天的なものであり、科学系スキル(マネジメント知識・ロジカルシンキング)という左脳系とアート系スキル(リーダーシップなど)という右脳系で構成され、よりアート系スキルが重要である。経営者を育てるのに最重要なことは、その現場を経験させること(実学)。


若輩者ですが私も経営者として感じてたことと合致していてすいすい読めました。やはり実践・実学で学ぶことが最重要で、そして経営能力とか知識はなかったけれども、「経営者になってみて、働く人々その家族・取引先・お客様と相対してみてその責任の重さに気づき、いろいろ勉強するようになった」というのが私の経験です。


以下、私もほぼすべて読んだ本からの有名な経営者の引用が本書でもあり、それらを備忘録として。

「飛ぶ鳥は高く飛び続けないといけない。いったん高度を下げて低く飛んだら、二度と高く舞い戻ることはできない。」(酒井秀樹 ヒロセ電機会長)

「京セラの旗揚げ後しばらくして、社員が賃上げやボーナスを要求してきた。よくよく話し合うと、こんな小さい会社で将来の生活に不安を感じながら働いていることが痛いほどわかった。私は重苦しい気分になった。若い社員は一生を託そうとしている。その面倒は一生見ないといけない。」「こんな重荷を背負うことが会社を経営することなのか、とんでもないことを始めてしまった、しばらく悶々としました。悩んだすえに、会社には自己の夢の実現よりもっと大切な目的がある、それは将来にわたって従業員とその家族の生活を守り、みんなの幸せを目指すことだと悟り、何か胸のつかえがスーッととれたんですよ」(稲盛和夫 京セラ名誉会長)

経営者にあがってくる意思決定案件とは、往々にして、ミドルレベルで意思決定ができない案件、すなわち、情報が不完全で、科学的思考だけでは意思決定できない案件である。(本書から)

「私から見れば、“競合が増えると売上げが下がる”というようになぜ考えるのか、不思議でなりません。売上げが下がるのは、競合のせいではなく、お客様から見て、その店の価値を比較できる物差しができた結果にすぎないのです。本質は、本当にお客様が求める価値を提供しているかどうかであって、競合ではありません。」
(鈴木敏文 セブンイレブンジャパン会長)


経済合理性だけでは判断できない案件が経営者には上がってくる。(本書から)

以上、経営者の方orなりたい方には決して頭でっかちになるような経営書ではなくモチベーションがあがる良書でお薦めです。


さて、
2009年1月26日月曜日。まずまず。週初め、ガンバロウ。
本日、“幹部定例営業戦略会議”、ポイントは「引き続き顧客目線と高質なマーケティング」。