『規模より質の戦い重視』という一文が当社の経営方針にあります。




この意味は、
“売上規模ではなくそれぞれの事業の収益性にこだわり、毎会計年度着実に利益を上げ、自己資本を高め(=純資産を上げて)、新たな案件に取り組む時は自己資本という自分の体力を考えながら、過度なレバレッジ(=過度な借入金などの外部ファイナンス)をかけずに、着実に成長させていく”というものです。




どんな経営者でも『規模の誘惑』があると思います。売上も総資産も大きくしていきたい、これはこれで至極当然であると思いますが、



“中身が伴っていない”と非常に危険であることは言うまでもありません。もちろん売上・総資産規模が大きければ多くの雇用をしているという社会貢献の側面もありますが、潰れてしまえばもとも子もありません。



ちょっと極端で簡潔化しすぎた例をあげますと、



売上高2000億
利益15億
総資産300億
うち純資産30億


売上高200億
利益10億
総資産60億
うち純資産35億


上記AとBでは一見、Aの方が規模が大きく凄そうですが、“会社の価値(純資産)はBの方がある”ということになります。しかも収益性も高く自己資本(=純資産)も高く安定していると言えます。



株式時価総額という形で会社の価値が開示される上場企業では、“イメージ”という要素でPBR(純資産倍率)を考えると論理的には説明できない株価をつけたりします。これは上ぶれ下ぶれどちらのベクトルでも起こります。会社の真の実力である“純資産”をしっかり見極めることが大切です。




最近経済系メディアでよく報じられておりますが、“不動産・建設を中心に倒産件数と負債金額も増加”“相関して金融機関の融資姿勢の幻覚化”という傾向にあります。



残念ながら倒産した会社の財務状況を見ているとどれも似ています。
◆自己資本の裏付けもなく過度なレバレッジをかけた形の借入を多くし、
◆短期間で売上規模・総資産規模を増やしていったが、
◆外部環境が悪くなり利益が上がらなくなったり、資産価値が劣化して、
◆資金繰りが悪くなりもしくは(加えて)債務超過になり潰れてしまう。




最近色々な話が舞い込んできます。



当然“社員の生活の安定と向上”を考えれば、会社を成長させなければならないんですが、



1、
その案件は多少問題があっても安定したキャッシュフロー利益を生み出せるか

2、
投資する我々が取れるリスクか(自己資本から無理しない範囲か、過度なレバレッジかけていないか)

3、
取り組む人間が命かけれるか



以上の要素をしっかりおさえ、判断していきましょう。以上備忘録として。




さて、
2008年9月10日水曜日。二極化的な最新営業結果。本日水曜日、大事な戦いは続きます。ガンバロウ。