バスティーユ デイ


今日は祝日だった。花火を上げてこの夜中まで踊り明かす日が日曜では、翌日が大変と土曜に祝う村や人が更に来なそうな小さい村は金曜日にお祝いをしていたが、夫が「7月14日に祝うものなのに別な日に祝ってどうする」と言うので、今日やっているところに行ってきた。我が村でもお祝いパーティーはあったけど、息子が泳ぎたいと言うので、湖のある村へ行った。


日本の屋台で食べるたこ焼きやお好み焼きのフランスバージョン?祭り飯、12ユーロ也。



息子はここで知り合った子達とサッカーして、暗くなるのを待っていた。



私はずーっと息子を観察していたが、親がテーブルで飲食して子供達だけで遊んでいたので、夫が「こう言うところで変なのがやって来て、子供の連れ去りとかあるかもしれないな。女の子は大変だな。」と言うので、「何言ってんの。ど変態は男の子も狙うのよ。女の子がとか男の子がとかないの。親は子をずっと見ていないといけない。」と私は動き回る息子のストーカーのように1mくらいは離れてもついて行動してた。上の写真くらいの暗さになった頃、息子と遊んでいた数人が疲れと食事の時間で1人1人消えて行った。そしてまた息子が子供達を探して、会場をサッカーボールを蹴りながら歩いていた。


食事の受け渡しのテントの角でおっさんに話しかけられていた息子。「テント近くでボールで遊んじゃダメだよとでも言われたのか?」と思ったら、そのおっさんとサッカーし始めた。コイツはヤバイヤツかもしれんとどんどん近づいて行って、息子の名前を呼んだ。夫は?振り返るも姿も見えない。「とにかくここへ来なさい!」と日本語で言う私に「遊ぶ約束したんだ。」とまたジジイにボールを蹴ろうとする息子に、やって来た夫が「こっちに早く来て水を飲みなさい!」とフランス語で言って、やっと息子がこっちに来た。男はそそくさと人がいる方と逆側に歩いて消えて言った。夫が「タバコも吸っているけど、酔ってると思う。足がふらついていた。」と言った。


正直、うちの息子は知らない人についてなんか行かない警戒心がある子だと思ってた。こんなに簡単に信じてしまうなんてショックだった。これだけじゃ、連れ去り目的だったのか、単に小さい子とサッカーしたい酔っ払いジジイかは断言できないが、連れ去りの確率がゼロではなかっただろうと思える。恐ろしい。



打ち上げているすぐ近くから花火を見た。やっぱり、浴衣を着て日本で見る花火が最高だなと思って最初は見ていたが、空高く上がって頭上から星のようにキラキラ降り落ちてくるのが最高に美しかった。規模が小さいからこそ頭上から落ちてくる花火に特別感があった。小さい規模の花火大会も良いかもしれない。