普段から入浴する日本では、(手術箇所にもよるだろうが)手術前後に「入浴は控え、シャワーだけにしてください」と言われるらしい。


一方、普段お風呂に入らないこの汚フランスでは、「必ずイソジンで、前夜と手術前にシャワーを浴びてから来てください。髪の毛もしっかり洗ってください。必ず清潔な服を着て来てください。歯も磨いて来てください。」と当たり前のことを書面でも電話でも病院でも言われた。


両者共にシャワーを浴びて来いだが、MAXがシャワーの国と必ずシャワーの違い。人が多い場所に行くと、洗ってないだろう服を何日も着ているだろうフランス人に遭遇するが、そう言う人の為に「清潔な服(普通に洗濯された服)を着て」と書かなきゃいけない汚フランス。


そのうち日本でも医者が同じように「シャワーを必ず浴びて清潔な服を着てきて」と言うことになるのだろうか。シャワーさえ浴びない移民が増えれば、言い方が変わっていくだろう。


ところで、不思議なことがあった。数年前にコロナにかかってから、私の臭覚がおかしくなって、会社で「ガス臭くない?」とちょっとした騒動でも全く臭わなくなっていた。それが麻酔をしてから、臭覚が復活したのか、医者が私の頭横を歩いたらタバコ臭くてビックリしたのだ。その後も、シャンプーなどの臭いが強すぎて耐えられない日が続いた。


臭覚が元に戻ったのだろうか。


それにしても患者にはシャワー浴びてきたかと何度も質問し、手術直前の部屋にいる医者がタバコの匂いプンプンさせているって、さすがフランスだね。他人には厳しく自分には非常識なほど甘い。