このサービスなし、笑顔なしのフランス式に慣れていると、日本に行くと「私ごときにそこまでして下さらなくて良いですよ。」って思うことすらある。


私は、極端に腰が低い訳でも偉そうでもない普通の人間だと思っているし、知らない人に対しては最低限の話方ってあると思う。どうして偉そうな口調と言うか不機嫌さを隠しもしないで話す人がいるのだろう?


本当に素晴らしい方なのに、謙虚にしていらっしゃる人こそ尊敬に値するんじゃない?


子供がいる海外在住あるあるで、日本の学校へ体験入学をさせてもらうことがあるが、東京都は難しくなったとは聞いた。副校長に決める権限があるらしい。


それで私もお願いできたら息子に良い経験になるだろうと電話した。女性が出て、「副校長は只今会議中ですので、お手数ですが掛け直しをお願いします。16時45分からこの番号は繋がらなくなるので、16時44分におかけください。副校長にはお電話があることをお伝えしておきます。」と言われた。特に急いでいるわけじゃないので、今日じゃなくても良かったのだが、今日なら電話がかかってくると伝えられるからと言われた。繋がらなくなったら、申し訳ないと正しい情報を伝えてくれるのも16時44分と言う指定もなんだか日本らしく思えた。


それでまたかけ直した。16時44分に。思えば校長や副校長となんて、子供時代に話を皆んなで聞くことがあっても、直接話をすることはなかったかもしれないが、まあ小学校の人だし、勝手に口調が優しい人だと思い込んでいた。


そしたらビックリしたわ〜「1-2週間なんてそんな短いの出来ませんよ。住民票もあって長くいる人じゃなきゃ。成績つけるような時期に来られても困るんだよ。教師だって足りてないんだから!」ってどこかの会社の偉いやつみたいな話ぶりで、預けて良くてもあんな不機嫌さを出してくる副校長がいる学校に預けるのが心配なくらいの性格の悪さが伝わり呆気にとられてしまった。こんなのが出てくるとは思わず、全く心の準備ができなくて、言葉なくしてしまった。


こちらもお願いレベルの話で、ダメと言われるかもしれないと思って電話したのだが、言い方ってあると思うけど、そんなものなのでしょうか。こう言ういや〜な男、そう言えば日本にいたなあと思ってしまった。