投資目的で買ったアパートは義父が内装工事やるやる言うだけで、興味は地下。何年経っても進まなかった。やりたくないのに、俺がやってやるってなんでそんなことを言うのだろう。おかげでこちらは、かなりの痛手。義父があんなこと言わなければ、工事はとっくに終わっていただろうし、最初から私達はそこに住めたのだ。結局、私達は住めないし、貸しもできない2つのアパートのローンを払いながら、フランスに移住したばかりの時に別の場所にアパートを借りることになった。そのアパートはキッチンとリビングが広く、寝室も2部屋あり、収納も充実していて、バスタブもあってなかなか良かった。そして、夫は内装工事会社に依頼した。数か月経って、1つのアパートは来月には完成と言われた時、夫は借りていた大家にアパートを出るから貸す人を探して良いと言った。それから日々何人もの人がアパートを見に来てすぐに次の人が決まってしまった。

 

ところが、後2週間で終わるって時に、あろうことかその会社が倒産し、工事が止まってしまったのだ。住んでいた部屋に引き続き住みたいと思っても、もう次の人が決まってしまっていた。それで、私達のアパートと同じ建物にある浴室の内装工事が終わったばかりの1部屋しかないアパ―トが運よく空いていて、すぐ出ますからと言って仮で住まわせてもらった。ところが、ある会社が途中までやって後2週間ってところで止まってしまった作業をやってくれる会社は、全然なくて、探すだけで時間が過ぎて行った。数か月経ってやっと見つかり、人もちゃんと来てくれるとなり、後はサインするだけって時に、夫はそれを電話をかけてきた義母に話してしまった。そしたらまた、義父が、「そんなお金使わなくて良い、俺がやってやる」とすぐ夫に電話してきたらしい。今度はちゃんと断ったんでしょうね。と言った私に、夫が「やってやりたいって言ってくれている人に来ないで。とは言えないよ。」酷い前例があるんだから、言えるだろ。しかも2部屋、工事が必要なんだから、違う部屋をさせたら良いじゃないの。なぜか義家族に何も言えず義父の言う通りにする夫。苦労してやっと見つけた会社を断り、義父がまたやってきた。

 

ところが、やっぱり義父の興味は相変わらず地下で、日々作業着に着替えては地下へ行き、何かを車に積んでは帰って行った。

そんな生活が半年過ぎた。

 

私達は住む部屋の家賃を払いながら、入らない荷物の倉庫代を払い、2部屋のローンを払い、工事費も払い、それでも人には貸せず、義父がやってくれば膨大の飲食代がかかると言う生活を約2年続けさせられた。火の車だった。働いていない私は毎日お金の不安ばかりだった。そんな不安な生活をさせる義父に段々嫌悪感が生まれてきた。そしてそれをわかっていて、義父に強くは言えない夫。夫ともよく喧嘩した。

 

狭い部屋に住んで、半年くらい経ち私は切れた。親の為だと私達の平穏な時間を潰され、一体アイツの為にいくらかかっているかわかってる?3つのアパート代、倍になる飲食代。その上、息子の部屋もなく、狭い部屋に押し込められ、ガスコンロは2つ。料理したものを置くカウンターもないキッチン。そんなところにドカ食いの男。息子を幼稚園に入れて、私はフランス語を勉強しようと思ったのに、息子の世話じゃなく義父の世話で一日が終わる。私は爆発した。

 

結局、2週間で工事が終わると言う義父がやると言ったアパートは今もそのまま、別の部屋の工事を始め、1カ月前にやっと引っ越したのだ。1カ月くらいで出れると思ってた狭い部屋の仮住まいに、義父のお陰で10カ月も住むことになった。

義父がやってやるなんて言わなきゃ、最初から下のもう少し広い部屋に住めたのに。下の部屋は、あの後2週間って言われたところで工事が止まっている。義父の隠し持っているロゼと折り畳み簡易ベットが今も邪魔しているムキームキームキー