日差しが強くなってきたおフランス。義母に笑われる季節がまたやってきた。

 

話は結婚式でフランスにやってきた6月に遡ります。太陽の日差しを喜び外に出かけるフランス民。半袖、ノースリーブ当たり前の時期に一人、カーディガン羽織っていた人=。義母の目にはかなりの変人に映ったらしい。

 

義母「あ、あなた、寒いの?」見ると、と~ってもニヤニヤして、ノースリーブから出ている太くてシミだらけの腕を’私は暑くて腕だしているわよ!’と自慢げに見せてきた。

 

避暑地だと思っていたおフランスの夏はここ数年、耐え難い猛暑になる。湿気とは無縁だったはずのこの国の夏はムシムシしている。6月はまだ湿気がさほどない最高の季節だ。そんな季節は山の日陰に入れば、私は本気で寒いこともある。許容範囲の体感温度が、外人とアジア人では違うことは事実。

 

私はカーディガンを2つの役割で羽織っていた。日焼け防止と防寒。日焼けしたい義母日焼けしたくない私。対象過ぎた。

私もね、日焼けも良いと思うのよ、ただそのシミが怖いの。義母を見れば、腕だけじゃない、デコルテ、顔もシミだらけだ。

日焼けするにもただ外に出て焼いていたら大変なことになるのは常識のはずなのに、未だ知らないとは。日焼けする分だけお手入れが大変になる。こんな強い日差しの下、日焼けするにも何か塗っておかないけんよ真顔真顔

 

それなのに、この時期、私が日焼け止めを塗っていると、なぜ焼かないのかしら?と鼻で笑い、何か羽織っていると、それは寒いから?日焼け防止?とゲラゲラ笑いながら毎年、毎回、会う度、聞いてくる。またそんな季節がやってきた。