前のお城のページでわざわざ席が隣になったオペラ歌手夫婦のことに触れたのは、このコロナ騒ぎ中にテレビ出ていてそれを見てしまい、彼らを思い出したからです。

 

私達が行ったお城があった水が有名な街とは違う、でもお水が有名な地にザおフランス風の素敵な歴史的アパートを1棟買って、その地下を1晩限りのコンサートに貸したいとかいう内容だった。その画像からは素敵な場所になりそうだと容易に想像できた。二人はそれまで、パリに住んでいたが、元々パリジャンでもない二人はパリにいるといつも急いでいる気がしてもっとゆっくり過ごしたいと考えていたとかかんとかいう理由で、別の土地にアパートを買ったと言う。おフランス的な天井にいかにもこの撮影の為に置かれたと思える優雅なソファーとローテーブル。そこでインタビューを受け、窓際で陽に当たりながら二人は優雅に歌い演奏していた。

 

アパートを買った報告、テレビを通じて言われるのは良いけど、、ちょっと待って。約1年半私はまだ待っている。あるべき一言ないままだよね。

 

あの日以来一度も会ってはいな二人だが、出産後に産まれましたのカードを送ってきた。夫曰くそれを受け取ったら、お祝い品を送らないといけないらしい。それがどこまでMUSTなのか知らないけど、ウチが産まれた時は何もなかったし、この間あっても玩具すらなかった人に?あげなきゃいけない?なんかへえって思ったけど、夫が言うからお祝い品買って送ったよ。言葉ができない私が郵便局行って、フランスは届かないこともあるって聞いていたから、追跡番号までつけて、なんだか高い送料払って出した。一度は郵便局に戻ったが、数日後に受け取ったのを確認している。だが、あれから電話一本もなければ、テキストで届いた、受け取った、ありがとう、などの報告一切受けてない。

 

何を送っても何も言ってこない義父のDNAが強く引き継がれているのか。フランス人がそうなのか、私にはこういう人が不思議でしょうがない。どんなに着飾っても、良い女風に何度も髪をかき上げようとも、私にはこの二人は美しく見えなかったよ。