こんにちは
佐賀でオリエンタルダンス(ベリーダンスのこと)と膣トレを教えているYokoです。
突然ですが
来年から、民族舞踊クラスを作ります。
ベリーダンスと何が違うのかと言うと
簡単に言えば
お腹を出さないジャンル
エジプトの全ての国立舞踊団は、基本的にベリーダンスは踊りませんが、この民族舞踊(フォークロアダンス)を踊ります。
私達ザハラも、全てのジャンルは踊れませんが、いくつかレパートリーがあります。
上から
ヌビアン、サイーディ、モワシャハット
ベリーダンスに近い踊り方をするカテゴリー(バラディやイスカンダラーニ)もありますし、全く違う踊り方のダンス(ヌビアン、ハリージ)もあります。
実は木曜日の生徒さんおふたりから『ミラーヤレフ』を踊りたいとリクエストを頂きまして
そういうことならば『クラスを作ってみよう!』と思いまして
(月2回だから完成までに半年はかかるかな…)
第1期
『ミラーヤレフ(イスカンダラーニ) 』
来年2024年1月スタート~6月末
日程/第2第4火曜日(1/9、1/23)
時間/夜8時30分~9時45分
場所/白山アーケード内コレットダンススタジオ
です❗️
スタジオの広さと道具を使うことを考えると、5名で募集をストップします。
今、3名確定、1名お問い合わせ中、の状態です。
オールレベル(初心者さんOK)でオープンクラスとします。
都度2500円払い
ミラーヤをお持ちください。
オープンクラスですので、ザハラの他のクラスの方も良いですし、ベリーダンス自体が初めての方でも良いですし(基礎のクラスか膣トレに補助的に入ると上達が早いかも)、他スクール所属の方や、おひとりで活動されているダンサーさんもワークショップ的に参加されても良いですよ。
(必ず所属先の先生の許可は得てくださいね)
最初のレッスンは、エジプトの港町アレクサンドリアに関連のある民族舞踊
『ミラーヤ レフ(黒いベールを巻く、という意味)』
イスカンダラーニとも言います。
(アレクサンドリアの現地の地名はイスカンダレイヤ)
割とベリーダンスに近い踊り方です。
マケドニアのアレキサンダー(アレクサンドロス)大王が作った街。
クレオパトラも住んでいました。
いつか訪れてみたい街ですね!
ミラーヤレフの動画
フィフィ アブドゥーもミラーヤを踊ってますね
1970年代から1990年代に活躍したベリーダンサー、女優。2000年代初頭に引退されたらしい。
Wikipediaによると1回のショーで10,000ドルを稼いでいた頃もあったとか。
ちなみに楽団のお給料もダンサーが支払います。
このYouTubeは、レダ国立舞踊団の初代ソリストのファリダ ファハミー。
ミラーヤレフ(イスカンダラーニ)について語っています。
勉強になりますよ。
設定の英語字幕の『cc』を押すと、英語字幕が付くのでもっと分かりやすいかも。
ミラーヤレフの衣装は、フィフィの動画を観てお分かりのように、膝丈のワンピース、頭にはポンポン、ヒール着用で、柔らかくしなやかに踊るダンスです。
港町アレクサンドリアの女性はエジプトでも『とにかく女子力高い』『エジプト1のモテ女』『嫁に欲しい』と言われていて有名なんだとか。
カイロ出身のイマンさん(私のアラビア語の先生)にアレクサンドリアの女子力のことを聞くと『あは!ま、ひとつの意見としては良いんじゃない?』って笑ってました。
そして
YouTubeでもファリダさんがおっしゃってますが、実はこのダンスの始まりは、レダ国立舞踊団の創設者マフムード レダがアレクサンドリアの地のイメージから作り上げた創作ダンス。
え?
民族舞踊と言って良いのか問題w
『(それまでの)エジプトの女性はミラーヤを道具にして踊ってはいませんでした。着用するだけです。』(キリッ)
ときっぱりファリダさんが断言してます(笑)
現代ベリーダンスの父とも呼ばれる、偉大なレダが作ったファンタジーの民族舞踊。
宮廷舞踊のモワシャハットもですけどね。
そのレダがお亡くなりになったときは、エジプトで大きな式典が行われたくらい有名な方です。
(レダについては、話が長くなるので、また別の機会があれば書きますね。)
ということで
ミラーヤレフの歴史は60年くらいかな。
今ではどの国立舞踊団も踊るカテゴリーです。
ま、現状、民族舞踊カテゴリーとしてグループ分けされています…
ミラーヤは黒いベールのことで、元々は1920年~1960年頃に女性達が外出の時に体に巻いていたショールとのこと。(ファリダさん談)
そして特にアレキサンドリアのイメージが強いみたい。(アレキサンドリア出身佐賀在住の方もそんなこと言ってた。)
1960年代と言えば
エジプトは1960年代は、時代的にファッションが西洋と同じで良かったみたいで、女性はヘッドスカーフをしなくても良かったし、普通にワンピースを着てお出掛けしていたと聞きます。
アラビア語の先生のイマンさん(30代)のお母さん(おそらく60代)もそうだったんだとか。
イマンさん
『カイロだと今は誰もミラーヤは巻いてないよ。その代わりに年配の方はアバヤを来てるわね!若い世代は洋服。(お肌を見せないような)』
『日本でもミラーヤ買えるの?いくらするの?』
『少なくとも5000円はすると思う。私が買った10年前は1万近かったけど…』
『わー!高すぎる!!』
って会話しました。
そしてこのYouTube!
これ!面白い!1960年代のエジプトを検索したら
ミラーヤで体を巻いている女性が道路を横断しますが、途中でワンピーススタイルの女性も出てきます。すごくスタイリッシュ
ミラーヤと洋装が混在してるんですね。
当時の若い方が洋装なのかもね。
クルマが丸くてかわいい
通り沿いの建物は石造りだから、特に立派な建物だと今も変わらず建っているはず。
コメントが面白い。『今のカイロより清潔感があるのは何故だ』って書かれてます(笑)
1960年代が過ぎると、ファッションにも宗教的な揺れがやって来て、今のお肌を隠すスタイルに落ち着いているみたいですよ。
ということで、イスカンダラーニを踊ってみませんか?