麻痺していない側に装具を着ける…その⑮ | 人が動くこと。休むこと。生きること。中年理学療法士が、坐と臥と歩を考えてつぶやきます。坐臥歩ん。ざがほん。です

人が動くこと。休むこと。生きること。中年理学療法士が、坐と臥と歩を考えてつぶやきます。坐臥歩ん。ざがほん。です

人類が2足歩行を始めて約400万年が経ちました。日本人の寿命が延び(≒平均寿命が70歳オーバー)始めて、まだ約60年です。
人体の進化は、追いついているでしょうか?…みたいなことを考えます。


Aさんに関して、麻痺のない側に装具を装着する動作は既に当たり前のことになっていて、

  麻痺がある側で装着する場合にはもうホームゲームの様相を呈されています。

本当にすごいことだと思います。




       ※ただし、装着が自由自在になられたという意味ではありません…。




そして、その際に気付いた大事な発見がありましたので、
〆の前にここでお伝えさせていただきます。

今回は絵が多いですよーw


まずご覧いただきたいのが、訓練室に置かれていた装具たちです。

          右足用と 左足用。です。

これはどちらもAさんの物ではありません。
右足用の方は、最初の頃に装着していただいたものです。


何を言いたいかというとですね…


これです。
装具の、内と外の話。

    ごらんのように、

マジックテープの端っこは、各装具の外側にあります。

            一方、

マジックテープが縫い付けられたベルトを通す環 は、内側にあります。





ここでまた、↑【たまねぎ現象】ですよ…。


弁当で見ると、


       ↓左半分の無視が始まって、



       ↓右側の物であっても注視してしまうと

            

右側の物の左半分を無視してしまう、
見えなくなってしまうという症状の事でした。



さて、右足用の装具を右足に着けるとなると…


   (↑取り付ける人の視点に近づけました)








 数秒、考えてみていただけませんか?










どうなるか、もうお分かりですよね。






そうです。











(´・ω・`)…。


  



①右側にあるマジックテープのベルトを剥いで、

②無視領域の中にある 操作対象の環を探りだし、

③ベルトと環との位置関係を手指からの位置情報だけで割り出して、


無視領域内にある 輪っかに、通さなければなりません







 たちまち
アウェイ大盛り
になります。










麻痺してない側に 
麻痺してない側の装具を着ける
のが

   楽だからよかったみたいですよー^^  と。思っていたのに。



   それこそが今回の話のキモ
   
だったはずなのにwww






これは最初の頃に、

 「Aさん、これってなんか難しいよね…」
と話になっていました。






これが  【たまねぎ現象】 です。


 左半側空間無視の症状が有られる人は、


     麻痺と無視が「無い」とされる右足であっても

    こういった状態に苦しんでおられます。



  一体、それをどうすればよいのか…。





次回、感動の最終回(予)に続きます!