株式書類がたくさん来る季節がやってまいりました。
3月が本決算の場合、だいたい2ヶ月~3ヶ月くらいで、こういった議決権行使書というのが届きます。
議決権仔牛書
こちらは9432 日本電信電話の議決権行使書になります。
多分一度は見たことありますよね?
株主であれば、この行使書で議決権を行使することができます。
行使方法は2種類あり、古いものだと行使するかどうかを自分で記載し、ポストへ投函するもの。
こちらはあまり見なくなりましたが、まだ電子化されて会社がいくつかあるようです。
もう一つは上記のようにQRコードが記されており、それを読み取ることで議決権をオンラインで行使できるタイプです。
最近では多くの人に議決権を行使してもらおうと、プレゼント付きのものがあります。
有名なものでは、100人に1人500円分のQUOカードが貰えるというもの。
スマート行使プレゼント企画
こちらも見たことある人は多いと思います。
議決権を行使しなくても、余程の事がない限り賛成多数で決まりますが、行使することでプレゼントが貰える可能性があるなら、した方が良いでしょう。
最後にアンケートがありますが、たいした時間もかからないので、サクッと終わらせましょう。
ちなみに、私は一度も当たったことがありません(´・ω・`)
さて、この議決権。
実際何をしているのかというと、役員の選任や余剰金の配当金に関する事などが主な議案です。
また、会社提案だけでなく、株主からの提案もこちらで賛否を決めることになります。
日本電信電話の場合は、会社提案として、余剰金の配当の件、取締役10名選任の件、株主提案として取締役1名選任の件の3つが議案に上がっておりました。
株主提案
この株主提案は余程の事がない限り否決されます。
会社側にメリットのない人は入れたくありませんからね。
日本電信電話に対する今回の提案に対しても、取締役会としては反対を表明しております。
ご意見
これらの情報もスマート行使で見ることができるので、見たことない方は見てみると面白いかも知れませんよ。
中にはトンデモ提案をする株主もいるので、それを見つけるのも楽しみの一つかもしれません。
また、先ほども言ったとおり、会社提案は余程の事がない限り100%通りますし、株主提案は逆にほぼ通りません。
だからといって、議決権を行使しない、全て賛成票に入れるというのではあまり芸がない。
特に、赤字続きで経営もパッとしないのに、同じ役員が何年も続けているというのは、やはり能力に疑問があると言わざるを得ないでしょう。
某掲示板でもやはりクビにしろだの交代させろだの、ガヤガヤ言う人が多いです。
特に大きな損失を出してしまった人たち。
まあ損失自体は自業自得ですからどうとも思いませんが、会社側にNO! を突きつけたいなら、与えられた権利を行使するべきだと思います。
それが1%でも2%でも反対票が増えれば、会社側としても思うところが出てくるのではと思います。
それが5%、10%と増えて行けば、経営に対して不満があるという意思表示になるでしょう。
選挙権を持っていても、選挙にいかない、組合に入っていてもオルグに行かない、議決権を持っていても行使しない。
これは無言で賛同しているのと同じですので、文句を言う権利はありません。
やれ政治が悪い、給料が安い、経営能力がない。
行使しないのであれば甘んじて受け入れましょう。
そうでないのであれば、キチンと議決権を行使して意思表示をしてください。
1人の力ではどうしようもなくても、意思表示することで環境を変えようとしないかぎり、何も変わらないのです。
私はQUOカードを貰えるかどうかに限らす、議決権は行使しております。
郵送が面倒な場合は、せめてスマート行使ができるものだけでもするべきだと考えます。
自分が株を保有する会社をよりよくしたいと思うなら、キチンを議決権を行使しましょぅ。