というのがあったそうです。

住宅ローンというのは、他のローンやカードのキャッシングなどと比べても驚くほど低金利です。

私が借りているのは10年固定でその後金利が上がって最後までというのもので、最初の10年は0.95%、その後は1.6%の金利になります(団信保険込)。

同銀行のマイカーローンが変動金利で2.3%~5.0%と考えると、住宅ローンの金利がいかに安いかが分かります。

ちなみに、業界最安と言われるAuじぶん銀行の住宅ローン金利は優遇割を最大適用した金利ですと変動金利で0.148%と破格の金利となっております(実際は団信保険なども含めると0.4%前後)。

 

しかし、世の中にはその金利を悪用しようとする人がいるんですね。

家と土地で3,000万円なのに、3,500万円借り、その差額を別の目的に使う行為は絶対にNGです。

なので、このタイトルの行為はダメ……のように見えますが。

 

私もそうですが、実際のところは違うんですね。

例えば手元に1,000万円あったとします。

住宅は3,000万円だとすると、差額は2,000万円。

じゃあ頭金1,000万円入れて、残りの2,000万円を借りてローンを組めば払う金利も少なくて良いと考えるのが普通です。

 

しかしそうじゃない。

手元に1,000万円あるけど、住宅ローンは3,000万円借りる。

そして、手元の資金は投資に回す。

そうすると、安い金利でお金を借りて、手元のお金を投資に回す事ができます。

一部の住宅ローン否定派の人は、借金を背負いたくないので、まとまったお金ができるまでは買いません。

そもそもコスパだ隣人だ機動力だと言って買いすらしませんが、うちのような北海道の田舎者でしたら、そこまで隣人に怯える必要も無いので、一戸建てを購入しつつ、住宅ローンを組み、かつ手元の資金で投資をする、ということができるのです。

 

まあ上記の投稿のネタになったであろう人が、弁明しているのでおそらく理解しているのだと思いますが、低金利時代の借金は悪い事ではないという話です。

むしろ、35年フルローンで借りたと仮定して、今から35年後どのくらい物価が上がっているでしょうか。

おそらく家の値段も相当上がっていると思いますし、金利もどうなっているか分かりません。

頑張って1億円貯めていざ家を買おうとしても、以前3,000万円で買えた家が5,000万円になっていたら、金利以上の差額を払わなければいけないと思います。

 

私の実家は築40年を超えていますが、当時50坪弱の土地と4LDKの家が700万円だったそうです。

金利はめっちゃ高かったので私の今のローン金利よりも多く金利を払っていたそうですが、いま同じ家を建てると最低2,000万円はするでしょう(住宅坪数28坪くらい)。

土地も家も値段は上がっていますので、間違いなくその時に買った方が得ですね。

 

もし戸建て住宅が欲しくて、手元にそれなりに現金がある人は、フルローンでお金を借りて家を買った方が得かもしれませんよ。

不安な人は、団信保険というのも調べてみると良いかも知れません。