いよいよ消費税10%が始まってしまいました。

安部ちゃん奇跡の、23時59分緊急記者会見"やっぱやーめた!"を期待していたのですが、残念ながらありませんでした(´・ω・`)

 

さて。

soy爺様が、「競馬から学んだこと」というブログを書かれました。

競馬と言えば、私も20数年来嗜んでおります。

地方、中央問わず馬券は買いますが、最近はほぼ応援馬券ばかりで、勝負に出るようなことはありません。購入も年に数回のみですが、毎週結果だけは欠かさず見ています。

 

soy爺様はブログで、

「時々穴をあける馬を買い続ければ、いつか万馬券取れるよな。。と。
それを応用したのが、株を線で追うなんです。」

とおっしゃられています。

 

では、私は趣味である競馬からどのように学べたのでしょうか。

 

私がまだ20代の頃、馬友とも呼べる友人が数名しました。

当時まだ夜勤をやっていて、朝8時に仕事が終わってから、そのまま札幌、岩見沢、旭川、門別に行ったものです。

今回は特に特徴的だった二人について書かせていきたいと思います。

 

まず1人目は元会社の同僚でY氏という方。私より3つ4つ上の方だったかな?

彼はガッチガチの銀行レースしかやらないんですね。

単勝であれば2.0倍、馬連ですと10倍を超える馬券なんかめったに買いません。

なので、荒れるレースだと手を出さないんです。

私みたいな趣味の延長で、あわよくば儲けたいみたいな半端な人間は、1レースからバンバン賭けていって、肝心のメインレースでは軍資金が底をつくなんて事もザラなんですよ。

しかも、資金力が無いから、大本命に500円とか、穴馬に100円総長しとかするもんだから、当たらないし全然資金が増えていかいなんです。トリガミ(当たったけど、掛け金より少なく配当を貰うこと)なんてしょっちゅう。

まあ、負ける人の典型的なパターンですね。

でも、この方は違うんです。

前述した、銀行レースしかやらないんです。

荒れそうなレースであれば見送るんですね。

だから、1日12レースあっても、手を出すのは3つか4つ。

あとはメインの重賞競走くらいでしょうか。

でもね、そのレースに万単位でぶっ込むんですよ。

単勝1.2倍の馬に10万とか20万とか賭けるんです。

10万円賭けると、当たっても12万円ですよ。

外れたらもちろん0円になるんです。

馬連10倍以下の組み合わせに5万ずつ3点買いとか。

それで5倍の配当がつけば25万円、10万円勝ちですよね。

 

一番印象に残ったのが、忘れもしない第42回有馬記念。

当日みんな仕事で、電話投票か前売りで買っていたと記憶しています。

1番人気のマーベラスサンデーが3.0倍の1番人気。

以下、エアグルーヴ、メジロドーベル、シルクジャスティスと続き、実力馬同士の激突となりました。

有馬記念といえば、年末の締めの大レースということで、売上金が跳ね上がるんですね。

だから、倍率も必然と高くなっていくんです。

そこにこの豪華メンバーですから、手に力が入るというもの。

 

で、そのY氏。

1番人気のマーベラスサンデーから人気5頭くらいに流したと思います。

で、その賭けた金額。10万円を5点流し。

ボーナスほぼ全部ぶっ込んだそうです。

私には出来ません滝汗

で、結果はと言うと……

1着 4番人気 シルクジャスティス

2着 1番人気 マーベラスサンデー

彼曰く、○-◎だったそうで、レース後は珍しく、かなり興奮しておられました。

で、配当の方は、12.7倍。

50万円が127万円になりました。

ボーナスが倍になったって言って、その日の夜は大騒ぎでしたね(笑)

 

ちょっと長くなりましたが、もう一人。競馬に行くときはいつもだいたいそのY氏と私、それにT氏の3人でつるんでいました。

そのT氏。

彼はY氏と全く違う買い方なんですね。

まずガチガチのレースは買わない。

買い方が、中穴、大穴狙いなんですよ。

大穴といっても、10万馬券とか、そこまでは狙わないんですけどね。

20倍から50倍を軸に、引っかかればよしという形で万馬券が入る感じです。

彼は地方競馬が好きで、よく道営ホッカイドウ競馬に行ってました。

彼はレース場の特徴をちゃんと把握しているんですよね。

札幌競馬場は内枠が有利だとか、岩見沢は前残りが多い、門別は直線が長いけど砂が深いので追い込みが意外と決まらない。

逆に旭川は直線は短いが追い込みが利く、など。

そういう情報を駆使しながら、中穴大穴を狙うわけです。

で、それをバンバン当てていくんです。

でも、やっぱり買うレースは決まっているんですね。

全部に手を出さないんです。

彼はそうやって勝ち続けていましたね。

 

で、この二人。収支は詳しく聞いていませんが、年間だとトータルでプラスなんだそうです。

競馬も仕事って言うくらいですからね。ちゃんと稼いでいるんですよ。

ここまで読んで、勘の良い皆さんなら察しがつくと思います。

この二人、買い方にブレがないんですね。

下手な人(私とか)は、荒れそうなレースなら穴狙いを、堅そうなら本命を買うんです。

でも、買い方に一貫性がないから、当たらないんですね。

前述したY氏もT氏も、その買い方を熟知しているんですよ。

Y氏だって、ガチガチのレースだからって、1番人気を必ず買うわけじゃ無いんです。

勝つ馬に賭けるんです。

だから当たる。

T氏はBOX買いが嫌い(複数の馬を総当たりで買う方法)で、本命から流す買い方をしているそうです。

 

株もそうですよね。デイトレが得意な人が、優待配当なんて気にしませんし、スイングトレードの人がチャートも見ないで買うのはあり得ません。

優待・配当狙いの人は、5分足なんて見ないでしょ?

買い方が定まらない人は、まず自分にあった買い方を見つけるというのが、利益を上げる最善の方法ではないかと思います。

この話から学べるのはそこだと思います。

 

皆さんなかなか勝てない方は、まず自分の買い方、スタイルがどのようなのか見極めてみてはいかがでしょうか。