2981 ランディックスの第一四半期決算が今日発表されました。
内容は、想像以上に強い内容だったと思います。
一言で言うと、「大型案件だけで作った好決算ではなく、主力の住宅用不動産の大幅成長と、集客・販売コストの効率化が同時に表れた、質の高い増収増益」と言えると思います。
では、内容をひとつずつ見ていきます。
第1四半期の業績概要
売上・営業利益共に四半期ベースで過去最高となりました。
売上高の進捗率は28.5%と、四半期ベースでは少し上回る程度ですが、各利益はすでに各計画の45%前後まで進んでおります。
営業利益率が前年1Qの15.6%から17.7%と2.1%上昇。
そして販管費は1.6%マイナスと、売上は増えているのに販管費は減っているという、再度セールスによる成約率向上が、功を奏しているようです。
セグメント別
前年1Qは収益用不動産が、不動産販売売上の51.8%を占めていましたが、今回は21.9%まで低下しました。
それでも、全社売上が21.7%伸びたのは、住宅用不動産売上が29.04億円も増加したことによるものです。
収益用不動産の減少を住宅用不動産で打ち消した形になりました。
収益用不動産というのは、大型案件なので、1棟売却するだけで、大きな売上と利益が入ってきます。
それに頼らず、利益を挙げることが出来たのは、富裕層向け住宅用地が伸びているということ。
収益用不動産の構成も会社方針の上限30%以内に収まっているので、計画通り進んでいるとみて良いでしょう。
進捗率
例年通りですが、進捗率はかなり進んでいます。
これはランディックスの控えめな計画によるものなので、おそらくどこかで上方修正はあるでしょう。
売上高は28.5%と、四半期ベースで若干上回っている程度ですが、各利益は45%前後で推移しております。
在庫状況
81億円を販売した後でも確定在庫が減っていません。販売と並行して仕入れも進んでおり、在庫の補充ができています。
また、土地の平均在庫保有期間は3.3ヶ月となっており、前期通期の4.9ヶ月から1.6ヶ月短縮されました。
仕入れ、造成、販売、決済を含めて3.3カ月というのは、極めて速い回転です。
ここはランディックスのウリの一つなので、覚えておきましょう。
財務状態
高い利益を計上しながら有利子負債を減らし、自己資本比率を引き上げています。
不動産会社としては健全な水準で、仕入れ拡大に向けた借入余力もありますね。
会社が過去に示した自己資本比率の目安は30%であり、現在はそれを大きく上回っております。
一方、金利負担はやや増加しており、経常利益率は16.7%と問題ない水準ですが、金利上昇が続けば、経常利益の伸びが抑えられる可能性があります。
中期経営計画
2027年3月期計画の売上高285億円から350億円へ進むには、来期さらに約22.8%の増収が必要、今回1Qの増収率21.7%は、中計に必要な成長ペースとほぼ一致しております。
経常利益率については今回1Qが16.7%、通期計画でも10.2%なので、10%目標はすでに計画上クリアしていますね。
したがって中計達成の最大の課題は利益率よりも、在庫回転と人員生産性を維持したまま、売上規模を350億円まで拡大できるかです。
株主還元と減資
累進配当方針に基づく増配で、株主優待も維持されています。
また、9月15日付で資本金を約5.01億円から3億円に減少する予定です。
減少分はその他資本剰余金へ振り替えられます。
これは純資産総額、発行済株式数、保有株式数、1株純資産に影響しない勘定科目間の振替です。
希薄化や財務悪化を伴う減資ではありませんので、ご安心ください。
以上が今回のランディックスの第一四半期決算となります。
現状は至って順調、上方修正の可能性あり、増配も期待できるといった状況でしょうか。
これからも益々期待していきたいと思います。













