発達障害のある子を専門に教える塾で夏期講習を受け、
「ほかの塾でもやれるかもしれない」と思えた娘のマリア。


次は、日常的に通えるように家から近い個別指導塾を探すことにしました。

個別指導塾は、安さと通いやすさのどちらを選ぶ?

最初にネットで個別指導塾の費用を調べると、月5,000円~15,000円くらいという数字が出てきました。
 

でも、実際に家の近くで探してみると、月5,000円で通える塾はなかなか見つかりませんでした。

 

うちはそれほど大きな街ではなく、選べる塾も限られています。

さらに、中学受験に対応するコースは、通常の小学生向けコースより費用が上がるところもありました。

 

安さを優先するか、通いやすさを優先するか。

 

これから1年以上通って勉強を続けるなら、わが家にとっては通いやすさ(近さ)が大事だと思いました。

 

近ければ、学校に行けた日もその帰りに寄れるかもしれない。

 

そこで、自宅からの距離が近くて、歩いていける範囲の個別指導塾を2校に絞りました。どちらも先生1人に生徒2人の指導です。

教室の雰囲気で選ぶなら、1校目

1校目は、広々としていてきれいな教室。

女性の先生や生徒も多い印象でした。

 

一方、2校目は少し狭く、教材などでごちゃごちゃした雰囲気。

男性が多い印象です。

 

マリアは異性がとっても苦手です。

感覚過敏もあり、周りの人や教室の雰囲気が気になりやすいので、私は「1校目のほうが合いそう」と思いました。

 

ただ、実際に話を聞かずに決めるのも違う気がして、両方の塾へ相談に行きました。

相談してみると、指導内容の印象が逆転

塾の初回相談では、マリアは学習の抜けが大きいので、まずは基礎から始めたいと伝えました。

 

ところが、中学受験コースを勧められ、こちらの希望がどのくらい伝わっているのか、少し不安が残りました。

 

また、1コマ80分の授業を国語と算数に分けることはできず、1コマにつき1教科とのことでした。

 

2校目は、少しセールストークが強いかな、と感じる場面もありました。

それでも、中学受験についての知識が豊富で、今のマリアに必要なことを具体的に相談できました。

 

こちらは1コマ80分の中で、国語と算数を分けて教えてもらうこともできると言われました。

 

教室の設備や雰囲気なら1校目。指導内容や相談のしやすさなら2校目。

 

親の私だけでは、決めきれませんでした。

マリアが体験授業で決めることに

どちらが合うかは、実際に授業を受ける本人の感覚がいちばん大切。

そこで、マリアに80分の体験授業を受けてもらいました。

 

その結果、マリアが「こっちがいい」と選んだのは意外にも2校目でした。

 

最初は教室の雰囲気が気になっていたのですが、相談と体験を通して、ここなら勉強できそうだと思えたようです。

 

マリアの気持ちも確認できたので、2校目に通うことにしました。

中学受験の教材ではなく、基礎からスタート

選んだ塾では入塾したからといって、すぐに中学受験用のテキストを始めたわけではありません。

 

まずは基礎のテキストから。

しかも、苦手な国語は小学3年生の内容までさかのぼって学ぶことにしました。

 

中学受験を目指していると、つい「早く受験勉強を進めなきゃ」と焦ります。

でも、マリアにとっては、分からないところから始められることが大切でした。

わが家の個別指導塾選びの決め手

2校を比較して、最後に決め手になったのは、この4つです。

  • 通いやすい距離にあること

  • 基礎から始められること

  • 1コマの授業内容を柔軟に組めること

  • 本人が体験して「ここがいい」と思えたこと

不登校や学習障害のある子の塾探しでは、「中学受験に対応している」という条件だけでは決めない方が良いと思います。

 

教室の雰囲気も、教え方も、今の娘に合っているかを見て、最後は本人と一緒に選ぶ。これが我が家がとった決断でした。