前回の記事では、英検の別室受検で、試験が始まるまでの約40分をどう過ごしたのかを書きました。
そして……
まさかの仮眠という醜態をさらし(笑)、ついに試験開始です。
今回、フウは英検の合理的配慮として「別室受検」と「チェック解答」を申請しました。(今回、試験時間の延長はお願いしませんでした。)
別室受検については、実際にどういう感じだったのかは前回書いた通りですが、
「チェック解答って、実際どんなものなの?」
というところは、私自身、受検前にネットでかなり探しましたが、
あまり情報が見つからない。
というか、私は見つけられませんでした。
なので今回は、
英検の合理的配慮「チェック解答」って、実際にはこんな感じだったよ!
というのを、できるだけ具体的に書いてみたいと思います。
※あくまで今回、フウが受検したときの体験談です。試験監督の案内や運用などによって、多少違いがある可能性があります。
まずはこんな用紙が渡されました
ここに、チェック解答のだいたいの説明が書いてあります。
ちなみに、前の記事にも書いた、一般の受検者にも配られる緑色のA4用紙にはふりがなが付いていましたが、
こちらのチェック解答についての白い用紙には、ふりがなが一切ありませんでした。
これはちょっと注意が必要かもしれません。
小さなお子さんや、読み障害などで漢字入りの文章を読むことに困難があるお子さんの場合は、この説明用紙を読むこと自体が負担になる可能性があります。
ただ、実際には試験監督の方が口頭でも説明してくれるので、大丈夫だとは思います。
そもそも「チェック解答」ってどんなもの?
これ、結構気になりませんか?
口で説明すると、こんな感じです。
一般の問題冊子の1ページを、A4サイズにプリントしたものを束ねたもの。
これが、チェック解答用の問題冊子でした。
普通の問題冊子とは違い、A4サイズの紙がクリップで束ねられています。
そして、片面印刷でした。
実は私、ここは気になったので、前もって試験監督の方に、
「これは片面ですか?」と聞いてみたのですが、
「どうでしょう?」という感じのお返事だったので(笑)、その場では確信が持てず。
あとでフウ本人に確認したところ、
「片面だった」
とのことでした。
これ、普通の人からすると、
「片面でも両面でも、そんなに違わないのでは?」
と思うかもしれません。
でも、注意がそれやすい子にとっては、こういう細かい情報も意外と大事なんですよね。
「次のページは裏側?」
「めくったら続きがある?」
というようなことが分かっているだけでも、先の見通しが立ちやすくなります。
リスニングには「1・2・3」が印刷されていました
リスニングテストの第一部については、解答するための
「1 2 3」
が、問題の「No」の下(イラストの左)あたりにあらかじめ印刷されていたそうです。
事前に英検の配慮申請係の人に聞いても「一般の問題冊子と同じです」としか教えてもらえなかったので、リスニング第一部については心配していましたが
初見でも迷わない記載だったみたいで安心しました。
あと、注意があるとしたら、この紙は左上をクリップで留めてあります。
なので、ページを
上に、上に……
と、めくっていく形。
このあたりも、一般の問題冊子とは扱いが少し違うところなのかなと思いました。
「チェック解答」だからこそ、事前に知っておきたかったこと
今回、実際に受けてみて思ったのが、
こういう細かい情報を、事前に知っておけたらもっと安心だったな
ということ。
特に、見通しが立たないことに不安を感じる子の場合、
「どんな紙なの?」
「どうやって答えるの?」
「ページはどうなっているの?」
ということが、試験当日まで分からないだけでも不安になると思います。
だから、今回の記事では、できるだけ具体的に書いてみました。
もちろん、今回フウが受けたときの内容なので、すべての会場・すべての受検者が同じとは限りません。
でも、
「チェック解答って、こういう感じなのね」
と、少しでもイメージしてもらえたらいいなと思っています。
筆記用具はHBの鉛筆を使いました
もうひとつ、気になったのが筆記用具。
チェック解答の説明用紙には、
「HBの鉛筆またはシャープペンシル」
という記載がありました。
マークシートじゃないのに?と思いつつ、念のため今回はHBの鉛筆を使うことにしました。
※英検の公式案内でも、マークシート方式の解答用紙にはHBの黒鉛筆またはシャープペンシルが指定されています。これは、マークシートを機械で読み取るため。
「チェック解答なら何でもいいのかな?」
と思っても、迷ったら指定どおりHBを用意しておくのが安心だと思います。
「英字の書いてある筆記用具はダメ」という情報もあったけど……
ネットで調べていると、
「英字が書いてある筆記用具はNG」
という情報を見かけることもありました。
ただ、今回フウが使ったのは、小学生が普通に使うような、社名やブランド名が入っている鉛筆。
こちらはまったく問題ありませんでした。
なので、「英字が少しでも入っていたら絶対ダメ」という意味ではないようです。
ちなみに、服装については英検公式FAQでも「英文字がプリントされているものは避けてください」と案内されています。筆記用具についての話と混同しないほうがよさそうです。
筆箱は机の上に置いてOKでした
そして、これも意外だったのですが、
筆箱も机の上に置いておくことができました。
もちろん、今回のフウの受検時の対応なので、これも会場や配慮内容によって違う可能性はあります。
でも、フウのように、
「必要なものをすぐ確認できる」
「机の上の状態が分かりやすい」
ほうが安心できる子にとっては、これはありがたかったです。
チェック解答を実際に受けてみて
今回、受検前には「チェック解答って、一体どんなものなんだろう?」とかなり不安でした。
ネットを探しても具体的な情報がほとんど見つからなかったからです。
実際には、
・一般の問題冊子をA4サイズにしたような紙
・片面印刷
・左上をクリップで束ねている
・ページを上にめくっていく
・リスニング第一部には「1・2・3」も印刷されている
・筆箱は机の上に置けた
という感じでした。
「チェック解答」と言葉だけ聞くと、なんとなく特殊な試験方法のように感じますが、実際に見てみると、そこまで複雑なものではありませんでした。
ただ、「どんなものか分からない」ということ自体が不安になる子もいると思います。
だからこそ、今回の体験談が、これから英検の合理的配慮を申請する方の参考になれば幸いです。
