ただ出来事の整理のために。 -2ページ目

ただ出来事の整理のために。

誰にも話せない全ての自分を自分のために文章に落とし込む作業。

旦那と一緒にいる時、私はいつも頑張らなくてはいけない。

直接的に強制されたことはない。でも旦那の求めるものは、私という人間でなく、自分の理想の妻像だということは節々から伝わってくる。
旦那の隣にいるためには私が私らしくいては駄目なんだと、頭の中で常に誰かが叫んでいる。

より明るく。より賢く。より逞しく。より優しく。


時折激しく息が詰まる。
無言のプレッシャー。それに応えられない自分への無力感。


それに自分はどこへ行こうとしてるんだろう?


確かに自分は今より輝けるのかもしれない。
でもその磨く行程が心を削る。

抱き合うだけで気持ちいい。


それは今まで知らない感覚だった。


確かに、誰のものであれ他人の温度は安心するものだった。肌の感触も好きだった。



しかし、彼と一緒になったときは。



魂がゆっくりと溶け合うのを感じるのだ。

どんなに疲れた体も、荒んだ心も。


柔らかに解き放たれていく。

いつでも適当な相手とのセックスは苦痛だった。


でもそこに至るまでの距離感の変化がたまらなく気持ちよくて、やめられない。



堕ちていく感覚は自慰で果てるのに少し似ている。



それは彼の一途な気持ちに直面して、微かに変化した。