子供達に「コロ」って知ってる?って聞いて見てもちょっとピンときていない様子。
そこで集めておいたラップやアルミホイルの芯を床に並べ、その上に小さい子供用の平均台を乗せて転がせて見ました。
回転するものの上では摩擦抵抗が少なく、とてもスムーズに転がる事を体験してもらいました。
平均台の上に乗ってもらって動かしてみたとき、滑らかに動く事や上下に振動することがない事を確認してもらいました。
上下に振動しない理由として、回転中に、その物体の高さが変わらない(幅が変わらない)から振動がないと言う話をして理解してもらいました。
その後、正三角形の図形を示し、この形だったら転がるかな?と問い、なぜ転がらないのか答えてもらいました。
さらにその図形にコンパスを使って一辺の長さと同じ半径を持つ円を三角形の頂点を中心に3つ加えてそれぞれの頂点から円を通る線で切り取りました。任意の頂点からノギスを使って幅を調べ、どの位置からも同じ幅である事を確認してもらいました。(定福図形)
最後に短くて細いラップの芯を中心に差し込み、その上に箱を乗せて転がし観察しました。
作成したコロの動き自体は上下に振動しているように見えるのですが、乗っている箱自体はスムーズに移動しているのがわかります。
コロは丸じゃなければ転がらないと言う思い込みが外れてくれると嬉しい実験でした。