成長する、努力する、成功する、達成する、継続する…
こういう目標を持ってる人って意外と続かない人が多いイメージなんですよね。
でも逆にね、続いてる人や成長してる人や成功してる人って多分自分が頑張って続けてるって思ってないと思うんです。
今日はその辺りを書いてみたいと思います。
私が好きな室伏広治選手の言葉に、
とあるインタビューで「練習が嫌になることはありますか?」と聞かれた時に
「嫌とか嫌じゃないとかそういうレベルでやってない」
って言葉があるんですよ。
私これすごく言い得て妙だなって思います。
私自身もありがたいことによくお褒めの言葉をいただくことがありますが、
でも
続けるとか続けないとか
成長するとかしないとか
そういうレベルでやってる人は続かないんじゃないかな
っていつも思うんですよね。
で
成長したり努力し続けられる人って
目的意識をしっかり持って
そこに至るまでの道を淡々とシステム化できてる人
って思うんですよね。
私自身が初めて成功体験をつかんだのが自力での英語学習だったのでこれを例によく出してるのですが、
多分続かない人って
英語が喋れるようになりたい!
TOEICでハイスコアを取りたい!
よし英単語毎日覚えるぞ!
英会話レッスン毎日するぞ!
とかそんなモチベーションでやってる気がするんですよね。
もちろんモチベーションは大事なんですが、
大事なことはまず目的意識を持つことなんです。
①目的をはっきりさせる
②目的に至るまでの現在地との距離を把握する
③そこに至るまでのスモールステップを日々踏むためのプランニングをする
④淡々と実行する
⑤日々目的と自分との距離を考え直してより良い方法がないか模索する
こういう風に目的までの達成するステップを明確にしておくことで、あとは努力してる気追いもなく淡々とやるべきことをこなしていれば
勝手に結果は出てくるしどんどん成長するんです。
でありがたいことにね,それは英語の技能だけでなく
そういうロジカルで淡々とした実行力ってのはプライベートな生活とか仕事とか自分の人生や人間関係全てにおいて役に立つんです。
だから何かの技能が優れてる人って人間性も自ずと上がるでしょ?
だから勉強を続けるとかトレーニングが嫌になるとか頑張るとか頑張らないとか、そういうことが自分の成長を妨げる理由にならないんですよ。
モチベーションに左右されないんです。
日々やることをやってれば少しずつ成長するし、それが上手くはまっていくのが楽しくなるんですよ。
そこに伴って忍耐力や継続力や思考する力も上がってくるんです。
だから自ずと人間力も上がってくるんです。
多分続かない人は、一段一段を踏めていないです。
一時的に頑張ることで超えられる大きなステップがあるって勘違いしてます。
あとはね、自分が成長したと思ったら随分後退してたとかそういうこともしょっちゃうなんですけど、そういうことがわからないとすぐに辞めちゃうんですよ。
日々成長してる人はわかってると思いますけど
他人と比べてもしょうがないし
成長には時間がかかるものだし
進んだと思ったら後退してまた新たな道が見えて
っていう様々なフェーズを理解してるから
そういうことを考えるより
とりあえず日々淡々とやるべきことをやろー
ってなるんです。
だって考えても考えなくても悩んでも悩まなくても、結局いつかはやりたいって思うものなんだから
辞める方が面倒じゃないですか?
さて最後に具体的にさっきの英会話の例をまた出してみますね。
私がさっき書いたステップに沿って具体例を挙げてみます。
①目的をはっきりさせる
②目的に至るまでの現在地との距離を把握する
③そこに至るまでのスモールステップを日々踏むためのプランニングをする
④淡々と実行する
⑤日々目的と自分との距離を考え直してより良い方法がないか模索する
・目的をはっきりさせる
英会話が上手くなりたい!
だけではまだ曖昧です。
英会話が上手くなって何がしたいの?
大学の講義を受けるくらいになりたいの?海外の会社で円滑なコミュニケーションがしたいの?英語のインタビューに答えられるくらいになりたいの?
海外旅行でいろんな人と不自由なくコミュニケーションがとりたいの?
目的に応じて取る手段は異なります。
というか目的意識がしっかりしてないのに努力なんて続くわけないですよね?
だってどこに進んでいいかわからないんだもの。
でここでの具体例としては最後の、
【英語で海外旅行先でコミュニケーションしたい】ということにして先に進みます。
・自分の現在地を把握する
では今自分のレベルってどのくらいなんだろう?
自分の現在地を知る必要があります。
この時安直に英会話講師やオンラインのチェックテストの評価に自分の頭を全て投げではいけませんよ?それはあくまでも他者の評価であって参考にしかなりません。
考えるべきは自分の頭でです。
こういうステップがすごく大切なんですよ。
こうやって自分の頭で考えられるようになっていくと、他者に依存せずに成長するための土台が出来ていくんです。
さて具体例を続けます。
自分が今海外に投げ出されてコミュニケーションさせられたらどんなレベルなんだろう?
生活できるのかな?
お買い物とか大丈夫かな?
…うーん
自分の英語レベルが高いなんてとても思えないけど、でも実際行ってみたらなんだかんだで生活はできるかもしれない。
てことは目標達成が100%だとしたら
意外と自分の値は20%くらいは既に達成してるのかもしれない。
そんなマインドでオンラインお試しレッスンとか受けてみるかー、文法とか語法とかは全然だから指摘されると思うけど
とりあえず自分の言いたいことが相手にわかったんだとしたら、
「コミュニケーションをする」
という目的は最低限達成できてるよね?
って感じで考えます。
これはステップ⑤の話なのですが、
⑤日々目的と自分との距離を考え直してより良い方法がないか模索する
これを常に行います。
意外とコミュニケーション自体はできるかもしれないから,ここで目標をまた考え直そう。
「海外旅行でコミュニケーションをする」
だけではなく、
【自分の感情や物の考え方を相手に伝えて、相手の話も聞けるようなもう少し深いレベルでのコミュニケーションにしたい】
という目標に変更します。
そして次のステップ↓
③そこに至るまでのスモールステップを日々踏むためのプランニングをする
自分の現在地としてはたどたどしくてもなんとか相手に意思を伝えることは出来ている。
じゃあ足りないことはなんだろう?
自分に足りないものをもう少し考えてみよう。
・自分を表現するスピーキング能力
・相手を理解するリスニング能力
この2軸で成長過程を考えよう🎵
まずリスニングに関してはとりあえず英会話や教材や映画などをみて自分が聞く体験を増やすしかないよねー。
でも映画っていろんなアクセントがあるっていうし、この前見た映画のアジア人俳優の英語はなんとなく分かったけど、でも昨日見た映画の『ランボー』のスタローンの映画はマジで同じ言語かってくらいわからないなぁ。
英会話レッスンでも先生は私のレベルに合わせてくれてるから理解できるところもあるけど,でもこの先これを続けても英語が理解できるか結構不安なんだよなぁ。
…ん?
そういえば!
自分の理解には現時点では限界があるから、
自分が話すことで理解度を提示してみるのはどうだろう?
つまり↓
外国の方「ペラペーラペラペーラ」
私(なんとなくこういうことを言いたかったような気がするんだけど…途中から全然わからねえゃ。じゃこうやって聞いてみよう)
私「つまり今あなたが言いたかったことはこういうことだよね?違ったらごめんね」
こんな感じで、
【つまり〜ってこと?】
【あなたが言いたかったのはこういうこと?】
【〜って私は認識したけど合ってるかな?】
という表現を先に覚えちゃおう!
それなら相手のことを理解できなかったとしても話は続けられるし相手も困らなくて済むよね♪
でも何回もこの表現使うの申し訳ないから、謝ってばかりで情けないけどこんな表現もついでに覚えておくか↓
【ごめんね英語聞くのが得意じゃなくて】
【何回も聞いちゃってごめんね】
【私聞くの下手だけど興味はあるからどんどん話してくれない?】
こういうことをすらすら言えたら相手にも配慮できてるし自分の感情も伝えられるしでいいよね♪
って感じでどんどん自分の血が通った表現が増えていきます。
自分が達成したい目標を毎度つぶさに考えて自分なりのスモールステップを確実に踏んでください。
だからね,無意味に英語の教材覚えるとか英単語帳一冊暗記するとか
つまらないし目的とずれてたら続くわけもないんだからそんな頭を使わない方法はダメですよ✨
先生に頼るのもあくまでも参考程度に、自分が必要なものは自分しかわからないんです。
先生はあなたの文法や語法をチェックしたりするのが仕事なんですから、あなたの目的や本質は自分で考えなきゃいけないんです。
ちょっと残酷ですけど目的意識もしっかりしていないのに、英単語まるまる覚えたとかそれを一年続けたとか言われても,私はそこまで尊敬しません。
常に考えて行動するのが大切です。
でもこうやって話してみると
意外と成長や努力の道は退屈で地味なものではなくて日々変化があって楽しいものだと思いませんか?
そうやってポジティブなマインドがあって目的意識があって淡々と頑張れる人はエネルギーや発想に満ち溢れているからどんどん人も集まってくるし仕事の依頼も増えていくんですよね。
だいぶ話が長くなってきたのと、もう何のステップの話をしてたか忘れてきたので(笑)
最後にスピーキングの考え方の例を挙げて終わりにしたいと思います。
今回のケースで言えば、
『英語で深いコミュニケーションができること』
でしたよね?
じゃあ自分にとって深いコミュニケーションはなんなんだろう?ってまず考えます(目的意識)。
自分はどんな会話を熱く話せるかなぁ?
海外の人みたいに自分の意見なんてないしなぁ
とりあえず自分の生い立ちやルーツなら語れるかもしれないし,何よりなんで英語のコミュニケーションにこんなに熱中してるのかだけでも話す練習をしてみるかぁ。
じゃとりあえずテーマを決めてと、
『私が英語学習をするに至ったきっかけ』
じゃこれで話してみよう!
、、、
うーんいざ英語になると言葉が出ないよね😅
もっと自然な会話の流れでやってる風にしよう♪
相手の人「そういえばなんでそんなに英語話したいって思ったの?」
と聞かれたと仮定して…
私「ああそれはね、よくぞ聞いてくれました!…あれ?うまく言葉が出ない…ちょっと待ってね(笑)」
やべー俺全然ダメじゃーん!
む?いやちょっと待てよ,これこそリアル英会話なんだからこの表現も先に覚えるべきだよな?
「ああそれはね、よくぞ聞いてくれました!…あれ?うまく言葉が出ない…ちょっと待ってね(笑)」
こんな感じで身近な表現から自分でどんどん英訳するようにしてペラペラ喋って練習するんです。
最初は言葉に出ないなら書いちゃいましょう。
書いてそれを気持ちを乗せて実際の会話を想定して話してみましょう。
そして何度も書いているうちに気がつくはずです。
そもそも日本語と英語は違うから、日本語をそのまま英語にするのって無理だよね?
なんとなく英語にしやすい日本語ってある気がしてきた。自分は英語で考えて英語で話すことはまだできないけど,とりあえず
英語にしやすい日本語にしてそれを変換するところから行ってみよう!
って考えるわけですね。
ていうかこれ話長すぎですよね(笑)
絶対誰もここまで読んでないだろうし読むのも疲れると思うのでここで辞めますね✨
でも今回は英語でしたけど
なんでも目的意識を持って深掘れば
日々成長ばかりなのでエネルギーに満ち溢れるし楽しいことばっかりですよ。
もちろん後退することも多いですけど,辞める方が逆に面倒って分かるはずです。
それが最初の話に戻って室伏さんのね、
「嫌とか嫌じゃないとかそんなレベルでやってない」
って言葉の本質だなって思います。
もちろん世界の室伏さんと私レベルでは全然違いますけどね✨
だから成長しようとか続けようとかそういう考えでいる時って大体続かないと思います。頑張る人も続かないです。
そういう話のベクトルと違う気がするんですよね
ってお話でした✨