さて最近映画観に行ったことだし、

アマプラにあったこの映画のレビューです。


ところで今更ながら思ったんですけど

鬼滅って一体何本映画あるの?

どの順番で見ればいいの?

無限列車編以外もあるの?


そんな軽い戸惑いを覚えながら適当に調べて、

とりあえず本作見てみるかって感じで見ました。


ちなみに私は漫画は二、三回通して読んだことあるし、本作の展開も大まかには知っています。

まぁ今回は改めて映画を見てみたって感じですね。



では早速レビュー開始








感想


熱い🔥



いやぁさすが500億映画ですね


熱いなぁ。




私この無限列車編改めてちゃんとみたんですけど、


でもちゃんとみる前から煉獄さんのこのセリフ


心を燃やせ


ってのはなんとなく知ってて大好きだったんですよ。




やっぱり私は昭和生まれですし


脳筋なところかなりあるんですよ。


そして男尊女卑と言われようがやっぱり


男の子は強く

男の子は女の子を守る


みたいな前時代的な価値観あるんです。




だからこの映画見る前から煉獄さんエピソードには好印象があったんですよね。


というわけでその脳筋炎スタイルはやっぱり私の心を燃やしてくれました。






さて細かく述べていきます。



本作は最新映画の【無限城】より圧倒的に良かったです✨✨


その良かったポイントとしては、



・尺がいい

正直最新映画の方は猗窩座の過去話が長すぎてテンポが激悪だったんですけど、本作は過去話を入れるタイミングも長さも映画全体の尺の長さもすごくちょうど良くてめちゃくちゃ見やすかったです。


無限城は背景の細かさがすごいなって思うんですがでもずっと均一なものを見てる感じがして飽きてたんですけど、


今回は列車の中や外や街の景色や色々あって

絵のバリエーションとしても楽しめましたね。



で私鬼滅の好きなところがあって


鬼滅ってアンバランスさが魅力なんですよね。


今回でいえば炭治郎君や煉獄さんの活躍は予想できますけど、他に猪之助も相当な活躍をしてくれるんですよ。


これってなんでだろう?

善逸や禰󠄀豆子もいるけど猪之助の活躍ぶりはなかなか抜けてるんですよ。

でもこの理由のないアンバランスさがリアリティがあって好きなんです。


これは鬼滅全体を通して思うことで、

なんでこのキャラが急にこんなに活躍してるんだろう?

なんでこのキャラがここで出てくるんだろう?


そんな感じの妙なリアリティがちょっとクセになるんですよね。


これがワンピとかだったら


猪之助が活躍し出したら善逸や禰󠄀豆子も同程度の活躍をしてクライマックスはみんなで並んで炭治郎君や煉獄さんをサポートっていう、いわゆるモブ的な活躍になるんですけど


こういうその場その場で出てくる理由のない活躍量の差っていうのはなんだかすごく予定調和感がなくて新鮮で好きですね。



で煉獄さんの登場シーン。

弁当食いまくってますね。



いやー思い出したなぁ。

漫画読んでて思った違和感。


正直最初にこのストーリー読んだときは

大変申し訳ないけど画力も相まって


煉獄さんがラリってる印象しかなかったんですよ(笑)

思い出しましたよ今回改めて。


なんか鬼滅って壊滅的に絵が下手なので、これが一体ギャグシーンなのかリアルなのか分からないことが多々あったんですよね。

だから煉獄さんもギャグギャラみたいに思ってて、


でそのあと列車でのバトルから猗窩座が来てみたいな一連の展開も


なんか読みづらいなぁ

どこまでシリアスなのか分かんないなぁ

って感じでなんとなく読み飛ばし気味になっちゃってたんですよね。


だから鬼滅は本当に個人的にはアニメ化して,しかもこんな超高クオリティでアニメ化できて幸せですよね。


アニメで見ると本当に見やすいしドラマを理解しやすいです。



序盤あんなにラリって見えてた煉獄さんがどんどん頼もしく見えてくるから不思議ですよね。


そして猗窩座との決戦。


さっきも書きましたけどこのパワーバランスのアンバランスさ。


痺れるなぁ


一見対等に戦えているようでも,鬼の力と再生能力がある猗窩座からしたら余裕が消えなくて徐々に煉獄さんが劣勢になっていくんですよね。


そして心を燃やせ…


カッコいいなぁ


煉獄さんがかっこいい理由が


お母様の子供の頃の教え


っていうめちゃくちゃシンプルなところがいい(笑)

やっぱりね、無理やり作り込んだお涙過去話よりも

こういう竹を割ったようなシンプルな理由の方が好きです。

わかりやすい。


そして逃げる猗窩座に対して叫ぶ炭治郎君

いいこと言うじゃないかー。

煉獄さんは負けてない!こっちは生身で不利な条件で戦ってるんだ!逃げるな卑怯者!


こちらが思っていることを見事に言語化してくれて炭治郎君の咄嗟の言語化能力の高さにビックリです。


でも…もう猗窩座いないよ炭治郎くん(笑)

せめて猗窩座が苦し紛れにでも聞いてるシーンを挟んで欲しかったです。


猗窩座に響いてないのにひたすら視聴者に向けて叫んでいるかのように聞こえてきたので,そこはもったいなかったなって思いますね。




あとはなぁ

こんな文句言うのも野暮なんだけど、


煉獄さんが20歳ってのがちょっとリアリティないんだよなぁ。


こんなとこ気になってる人いるのかなぁ(笑)


でもなぁ

なんかすごい気になる。


だって煉獄さんが20歳で何百年か生きて研磨している猗窩座とやり合ってるのがなんかおかしいよね(笑)

猗窩座がしょぼいのか煉獄さんが凄すぎるのか。


なんか煉獄さんの剣技への凄みっていうのかな

どうしてもそれを感じないんですよね。


煉獄さんはまだ20だし、まだ20の若者が持つ言葉や落ち着きや剣技ってのがどうしても浮いていて

正直そこまで剣に対するこだわりも感じてなかったし、


なのに猗窩座とあそこまでやりあえてるのが不自然に思えてしまって


ちょっとだけ冷めてしまっていましたね。


少年誌にそんなツッコミしてもしょうがないんだけどさ、


でもせめて柱全体的に最低でもプラス10歳くらいして欲しいし、もしくは剣や強さに対する情熱やこだわりや愚直なまでの修行ぶりをもっと匂わせてくれると深みが出るんだけどなぁ。


炭治郎君とそんなに年齢も変わらないし…

どうにもちょっと何かが浮いて感じてしまいましたね。



まぁそこはアニメなんでね

置いておくとして



まぁ良かったですよ


無限城編と違って良かったのは


バトルが多すぎなかったこと


無限城はとにかくしつこい。

バトルもしつこすぎる。

お互いに技名を言いながらギャンギャンやってるシーンが多すぎてみてて疲れました。




とりあえずね、


炭治郎君たちの活躍のバランスが良かった

シンプルなバトルと回想シーン

炭治郎の熱いシャウト

煉獄さんの炎の執念


シンプルで見やすい燃える映画でした



なんかよく考えると

下弦の鬼や猗窩座の行動があまりにも非効率的すぎてこの人達(鬼達)何がしたいんだろってクスっとしてしまうんですけど


とりあえずありがとう!


下弦の鬼も良かったよ



今更だけど炭治郎君の声太くて違和感感じるの私だけでしょうか(笑)