これは私が勝手に言ってるだけのエンタメ論です(笑)


最近【白雪姫】の映画レビューをして思ったことがあったのでメモしておきます💖


エンタメに限らず仕事において私が最も大事に思っている点なので書いちゃいます。

私は諸々あってエンタメ業界にはつけなかったんですが、本気でなりたかった頃は様々な本や映画にたくさん触れ合って何が面白かったかを自分なりのメスで紐解いてメモをして考えていました。

その癖はいまだに残っていて、面白いものや凄いものを見ると分析して言葉に残したくなる癖があります(笑)



さて私がエンターテイメントを考えていた時に最も大切だと思ったこと、

それがこの白雪姫に全て詰まっていたんですね。

大人になって白雪姫を見てこんなにすごい作品だったのかと衝撃を受けました。



で私が1番大切だと思うこと。

それは


手間を惜しまない贅沢さ


です。


白雪姫の開始数分を見て私は本当に衝撃を受けました。細部に至るまで細かい演出,作画の細かさ。

キャラクターの指の先までこだわった繊細な動きと表情。画面の端っこにいるような動物や何かまで全てがイキイキと動いていて小ボケをたくさんかましてくれています。くしゃみやあくび、全ての何気ない動作に対していちいち尾ひれがついた遊び心が満ちている。

私はこのすごく丁寧な絵作りに本当に衝撃を受けました。


でもストーリー自体はすごくシンプルですし、脚本が良いとはおもいません。かなりグダグダなシーンも多かったし、逆に大切なシーンをさっさと終わらせすぎな部分もあるなとおもいました。


でも私の心は大満足です。

それだけの手間と労力と遊び心を感じられたから。



私はもともとこう言う考え方なので、

どんな作品に触れ合っても、食べ物に関しても、美容師などのサービスを受けるにしても

結果以上にそこに至るプロセスにどこまで向き合えているかに満足度を感じるんです。


逆にすごく結果がいい腕がいい職人がいたとしても、投げやりなサービスをしてるとか心を感じないとかだと結構ガッカリします。

でも結果がイマイチだったとしても私一個人にどれだけ向き合ってくれたか、というところで私は評価するのでそういう人にはとても満足します。


エンタメに限らずサービスもそうだと思ってるんです。

私は自分のサービスの技術が伴わなかったとしても、他の誰よりも自分の仕事やお客様のことを考えている自信はあるし、溢れ出る熱意や創意工夫の情熱を抑えてサービスしてるので、どんなお客様が来てもどんな質問がきてもどんなトラブルが起きても自分なりの遊び心と誠意で迎えられるようにしています。


私はこの考えは若かりし頃たくさん映画を見る中で学びました。


自分はどれだけ映画としてつまらなくても、創意工夫や手間、情熱を感じる作品には心を動かされる。

だから自分がエンターテイメントをしようが他の仕事をしようが、


とにかく手間をかけることだけは誰にも負けない

遊び心と創意工夫を忘れずに

自分の技術に自信がなくても、自分に自信がなくても、迷った時は手間をかけまくれば不正解にはならない

と信じて今まで来ました。



というわけで


迷った時は手間を惜しまないことを徹底する

そうすれば最低限の満足をしてもらえる


というのが若い時に私が思ったことなのでした。



これはYouTubeとかでクリエイターをめざしてる方にもおすすめなのですが、とにかくスタートアップで自分たちの企画力に自信がない場合はとにかく人より手間をかけるといいですよ。

今は大量生産が尊ばれる時代ですが,私はそれでも徹底した質にこだわる事でコアなファンが増え、安定した人気になると思うし,そのファンたちのニーズも分かってくるので自分のやるべきことってのも分かってくるのかなと思います。


以上でした!