なんかすごく久しぶりに見ました

実はちゃんと見たの高校生ぶりくらいかな

つまりもう20年ほどまえ!?


なんとなくね当時この映画がすごく話題だったのを思い出しますよ

とにかく連日テレビとかCMでもみる機会が多くて、この映画の社会現象ぶりを目の当たりにしました


でこの千と千尋がテレビで放映された時、本当に話題で映画が始まる前にジブリ特集組んでたりとか


もう本当に本当に本当に超話題のテレビ放送だった記憶があります。


私は映画館で見ていなかったですから、この映画がどれだけのものなのかって気になって齧り付くように見た記憶がありますね。



で、その時のレビューはというと

これはもう私の行動が示している通り

多分ハマらなかったんですよね

だからこそ今に至るまでちゃんと見る機会がなかったわけですからね


当時ハマらなかった理由はね

抽象度が高すぎて支離滅裂でストーリーに入り込めなかったからですね

カオナシが追っかけてくるシーンとかも

あれだけ追っかけてるのに千尋が「こっちだよー」なんて煽ってるし、そのあとさも当然のように電車に一緒になってたりとか


なんか作品の中で危機感があるようで全くないような

なんだか御伽噺とか絵本を見ているような感じでワクワク感ドキドキ感がなかった記憶があります。



でそんなこんなで久しぶりのレビューの感想を当時の思い出も振り返りながらしてみたいと思います



感想


やっぱり…



やっぱり高校生の時と同じような違和感を覚えたのは真実でした


私はねこの千と千尋くらいからジブリ映画がだいぶおかしくなっていったと思っていて、それまでも抽象世界とか色々あったけど

この作品くらいからハウルとかポニョとかとにかく途中から何をみてるのか分からないくらい

ストーリーラインを抽象世界があまりに超えてるなって感じで


ジブリ特有の雰囲気とか音楽とか世界観は楽しめるけどでも誤魔化しきれないほどのメタファーが気になっちゃうんですよね


なんかめちゃくちゃ細かくて申し訳ないんですけど

冒頭から親父の初めて通る森の狭い道なのにヤクでもやってるかのような暴走運転に無断飲食に


なんか本当に冒頭からずっと意味わからないんですよね。

導入部分からずっと意味わからないんですよ


ただ物語の世界観?日本の神々?音楽?

この辺はなんか国風文化っていうのかなぁ?

なんだろう和にしては派手だし西洋カルチャーもかなり入ってるようなこういう世界観ってなんていうんだろうね

昭和レトロっていうのかな

昭和レトロに和の感じが独特なテイストで入り乱れていてこの倒錯感はなかなかすごい世界だなって思います


あとは絵としての描き込みとか細部設定とか

たくさん匂わせてくれるものがあってそういう意味では見心地の良さはあるんですよ


でもだからってストーリーが面白いわけではない

各キャラの行動理念とかは正直めちゃくちゃだし

もう何だか後出しじゃんけんのストーリーを見てる感じ


さっき書いたカオナシの件もそうだし

湯婆婆や銭婆?達の行動理念も謎

ハクが印鑑をパクリに行った理由も謎


この作品で感じられた後出しジャンケンめちゃくちゃゴリ押し雰囲気は、そのままハウルにも悪い意味で引き継がれ、そして君たちはどう生きるかではどんどんエスカレートしてた。


だから私にとってちょっと超えてはいけないラインを超え始めた映画って感覚があります。


もちろん宮崎駿監督なりの意味とか暗示があるのかもだけど、さすがにそういうのはストーリーを通してわからせて欲しいし、正直分かりたいと思えるほどの世界観はなかった。



あとはね、当時も思ったけど

最初の頃の千尋がうわー!とか叫びながら階段降りてるシーンとか「なんか千尋ウルセェなぁ」って当時思ったものでしたがやっぱり今回も思いましたね(笑)

ひたすら手を上げながら走ってるシーンが印象的でした。



ただ今回大人になってみて発見したのは


やっぱり背景とか小物とかそういうところの世界観、作り込み、カルチャーとかが気になってね

絵として見た時の意味を考察するようになっててそれが良かったかな。

あのガチャガチャした情報量多い感じ?

それは嫌いじゃなかった。



あとはカオナシをもう少し別の角度で見られるようになりましたね。

あれが承認欲求とか現代人の象徴みたいなメタファーであったことは、流石に高校生の私では気が付かなかった

今はむしろメンタル系の仕事もしてるしだいぶカオナシのムーブがそういう人たちの象徴になってるのは理解できるようになったな

この辺語るとかなり長くなるので機会があればまた書きます。


でもさぁ。また文句言いたがりみたいで嫌なんだけど(笑)やっぱりさ、

カオナシの部分が蛇足っていうのかなぁ

なんかとってつけた感を感じちゃうんだよね


あれが現代人の弱さの象徴なのはいいとしても、そういう作風じゃないしこの作品の中であれを入れる意味があったのかなとか

なんか浮いてるんだよねその存在が

その存在が物語にうまく歯車として作用してるとは思えない


別にちひろにとってカオナシとのうんぬんが何も心の成長のきっかけになってないし

カオナシにとっては成長だったかもしれないけどね。

物語上での千尋がやりたいことのストーリーラインにカオナシが関係ないんだよ

だからカオナシにとっては常に千尋ファーストだけど千尋からしたらノイズでしかない


絵としてはあそこの追っかけシーンが大きいけどストーリーとしてはあんまり感じなかったなぁ




てなわけでね、まとめると


・メタファー,抽象性がボーダーラインを越え始めたきっかけの作品,置いてけぼり感。

・世界観,音楽,郷愁感はお見事

・カオナシは蛇足