お花見の恋 9  (9月の恋) | 青のパラレルワールド物語

青のパラレルワールド物語

青さんが登場する空想小説を書きます。ご本人様とは一切関係ありません。
腐話もありますので苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

壊れたパソコンは直せないので、今日新しいのを買おうかと思います。

(仕方ないですよね、

以前のものは息子がアキバで買った中古パソコンを

カスタマイズしたものだったので、今回は新品にします。)

 

 

で、しばらく、スマホで書こうかと、

うまく書けないので間違いがさらに多くなると思いますが、御了承願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、翔さんの目は、確かだな。」

 

濃い顔のイケメンが、

鏡に写った顔をまじまじと見つめる。

 

誰これ?

 

いや、俺だよ。

イケメンに連れられて、

自分じゃ絶対に

足を踏み入れないだろう場所のビルに。

 

洒落た店内は、

美容院?、はぁ、カットサロンとも違う?。

 

とにかく椅子に座らせられたのが、

1時間前。

そして、

なにやらされた結果の完成品が、

これ。

一昨日、社長に紹介されたお店に行って

イケメンが、選んだス-ツ、

なんだこりゃと思ったけど、

鏡の中の俺らしきやつなら、

似合うかも・・と思える。

 

「じゃ着替えて行こう。」

「どこへ?」

 

間抜けた返事をしてから、気がつく。

 

表彰式会場だよ。

こんな格好で行くところはほかにない。

ひつじに脅かされなければ、

行かなかった場所だ。

 

 

 

イケメンの車は、同じようにいけてた。

流石!

今まで気にもしてなかったけど、

ひつじは、どんな車に乗ってる?

案外ルパンの乗ってるような

派手なオープンカーの外車だったりして・・

ははは・・

 

 

「大野さん、何を笑ってるのさ?」

「なんでもない・・あ、ここ・・。」

 

ひとりで笑っていたら、

変な顔された・って、ここは?

 

 

車を止めたその先には10メートルはあるかもって

サイズの鉄骨の骨組み。

 

そうか、

野外ステージが組まれた裏手なんだ。

大きいし、裏って雑なんだ。

華やかなステージとは全然違う。

 

びっくりして見上げた俺に

奥からさささっと

おそろいの桜色の服のかわいい子が6人出てきた。

 

そして、一人がすっと前に出てくると、

残りの5人にてきぱきと支持を出し始めた。

 

「リリウム、駐車誘導して」

「はい。車の誘導をします。nao/s後ろ見て。」

「OK、、ぴぴぴ~ 、バックオーライ」

 

イケメンが指示通り、

指定された場所に車を止めると、次の子が呼ばれる。

 

「あいゆい控室に案内を」

「はい。お客様を案内します。ayamayu、お荷物を持って」

「はい、お客様、おかばんをください。」

 

俺とイケメンのカバンを持ってくれる。

いや、持ってもらうほど大きくはないけど・・

 

鉄骨の下にはテントが張ってあり、

その中のひとつに案内される。

次の子がまた呼ばれる。

 

「くろねこヤマト、お茶を入れて」

「了解です。reiton1316、お菓子は?」

「あ、忘れてた。

はい、どうぞ」

 

皆に指示していたリーダーらしき子が

自分の役目を忘れて頭を掻いている。

 

 

テントの中にはテーブルと椅子がちゃんとあり、

俺とイケメンが座るとすぐに紅茶とクッキーがおかれた。

 

「あ、ありがとう」

「ありがとう」

 

俺たちが礼を言うと

6人はきちんと並んで一斉に頭を下げた。

 

「フラワーガーデンにようこそ」

 

そして、現れた時と同じに、さささっと並んで去っていった。

 

 

俺とイケメンは一連の出来事がよく理解できないまま、

淹れてもらった紅茶を口にして叫んだ。

 

「美味しい」

「うまい」

 

 

それは、今まで飲んだことのない味だった。