TWO TO TANGOについて 説明その1 | 青のパラレルワールド物語

青のパラレルワールド物語

青さんが登場する空想小説を書きます。ご本人様とは一切関係ありません。
腐話もありますので苦手な方はご注意ください。

 

 

みつけての番外編を書いていたら、

少し間が開いてしまいましたが、

複雑なお話なので、

また続きを書く前に

ここで一度おさらいします。

ちょっと長いです。

 

 

政界のドンと言われる櫻井代議士には

3人の娘

長女は養子をとって櫻井を継ぎ、

次女は二宮に嫁ぎ、三女は松本家へ。

それぞれに翔、和也、潤という息子がいる。

翔は、霞ヶ関の、官僚の道を、

和也は司法の世界で判事を、潤は医師となり

それぞれがエリートコースに乗っていたが、

誰が祖父の後を継ぐことになるのかと、

内心互いにけん制していた。

 

 

この3人が幼い頃から、

夏に滞在していた、

軽井沢の櫻井家の別荘

そこには、さとしという男の子がいた。

何処の誰かも知らず、

本当の名前もわからず。

けれど、3人三様に

彼の存在を大切に思っていたが、

大人になり会えなくなっていた。

 

ある夜、櫻井代議士の

政治資金パーティに出席するように言われた3人。

そこは、祖父である代議士が

3人の嫁候補を探すための会だった。

 

3人はそれぞれに、遊んではいたが、

結婚については、冷めており、

誰でもよかったが、

そこにいた一人の女性、

大野沙都子に惹かれる。

それは昔、

大切な存在だった、

さとしにそっくりだったから。

 

 

3人はそれぞれに、

その女性、大野沙都子に

近づこうとするが、

思いがけない、

彼女の誘拐未遂事件に

居合わせたのは、翔だった。

 

大野沙都子を助けて、

そのまま自分のものに

してしまおうとした翔だったが、

なんと、彼女は、

会いたかったさとしだった。

 

さとしは拒絶しなかったが、

最後までいけないまま朝を迎えると

また、さとしは消えてしまった。

その上、誘拐事件はもみ消されてしまう。

 

翔は、真相は偽者を娘と紹介した、

祖父の顧問弁護士である

大野弁護士が知ると考えて追及すると、

さとしは大野弁護士の息子、大野智だった。

どうにか智の連絡先を聞き出して、

智に会おうとする翔だったが、

父である大野弁護士は、

そんな翔に、智に接触するなと警告する。

 

一方、翔の従兄弟の潤は、さとしの情報を得ようと

軽井沢の別荘に向かうと、

大野沙都子にそっくりな男性を見かける。

その人物が出てきた別荘は、

櫻井家の丁度裏手、

さとしがいつも現れる場所だった。

古くから務める、お手伝いの梅さんから、

裏手の別荘は名家の南条家のものとわかる。

別荘にはその南条家の孫娘の南条真智子が、

暮らしていた。

そして、彼女の息子が智という名前だと知る。

 

もう一人の従兄弟、和也は、

パーティ会場から

ホテルの庭園に出ていく潤を見かける。

後をつけた和也は、

偶然に、大野沙都子の誘拐現場を目撃するが、

関係者である大伯父が

事件を知らないと言い張ったことから

裏があると感じて調べていく。

すると、大野弁護士には妻である南条真智子との間に

2人の子供がいることがわかった。

しかし、娘の沙都子は、自分の後継者として、

可愛がっているのに、

息子の智はその存在すら、

表に出していないことを知る。

何故にこの差があるのか?

疑問は解けないまま、和也は

大野の妻で画家の南条真智子の

作品展に向かうのだった。

 

 

3人とは別に、智の幼馴染の相葉雅紀

彼は祖母が南条家の家政婦をしていたことから

智と知り合いになる。

 

大学に行くために、

軽井沢から、東京へ引っ越した自分を追うように、

東京へ来た智と同居する雅紀

ただの幼馴染として、同居していたが、

ある日、普段とは別人のような妖艶な智に誘われて、

一線を越えてしまう雅紀。

 

4人は、本心のわからない智に翻弄されていく。