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さて、2024年最初の記事は考察系

変化球と被弾率についての検証です


  調査方法


期間

入部〜12/1までの全試合


対象

400イニング以上登板している投手


方法

1.変化球合計値 と 被本塁打数/被安打(以下HR/H)

2.変化球合計値 と 被打率

3.変化球合計値 と 被弾率(以下HR/9)

をそれぞれ比較する


投手は対象選手が少ないため3年生も含めた



  結果



1.変化球合計値とHR/H
どの投手もHR/Hは0.060〜0.080付近
相関関係は無いと見てよいだろう

2.変化球合計値と被打率
相関係数は-0.45365948
他の要素は無視しているためバラつきが見られるが、負の相関となっている

3.変化球合計値とHR/9
ほとんど1と同じ分布だが、2の被打率が高い投手はややHR/9が高く、反対に2が低い投手は若干低くなっている


  結論・考察


今回の調査では

① 2より、変化球は被打率に影響する

② 1より、変化球とHR/Hは関係ない

(被打率によってHR/9が変化していることも②を支持するものとなっている)


という結論に至りました



変化球投手の方が被弾率が低いようなイメージですが、決してHR/Hが低いわけではなく、被打率が低下し、結果としてHR/9が下がっているということが分かります



また、球種別のデータを取っている訳ではありませんが、1でどの投手のHR/Hも0.060〜0.080辺りなのを考えると、HR/Hは球種に影響しないのかなと思います

被打率の低い球種=HR/9の低い球種

と考えてよさそうです


ただ、東摂さんのブログでも述べられていたシンカーに関してはうちに対象選手がほぼ居なかったので、一応ここは再調査したいところです



以前の記事と照らし合わせると、最終的な結論としては

HR/Hは打者の長打力のみに依存しているが

野手はミートを上げることによりHR/9を上げることは可能であり

投手も変化球を上げることによりHR/9を下げることは可能である

ということが言えると思います