山中伸介委員長の原子力規制委員会が、やった人類に対する最大最悪の犯罪、日本の原子力村の利権にもっとも貢献したのは、それまで40年という運転年数規制を設けていた原発の規制を廃止し、60年間、場合によっては、永久にでも運転を可能にした超改悪である。

 40年という運転認可だけでも、各界から激しい批判が相次いだ。元々原子炉の設計寿命は、25~30年程度だったからだ。
 https://ieei.or.jp/2013/08/sawa-akihiro-blog130823/

 ところが、山中伸介、原子力規制委員会は、規制をほとんど無制限に緩和したに等しい新ルールを通してしまった。
 
 原発運転「原則40年、最長60年」削除へ 規制委、政府方針追認 福島事故の反省どこへ 2022年10月6日
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/206651

 【原子力規制委員会の山中伸介委員長は5日の記者会見で、現行の「原則40年、最長20年延長できる」という規定が原子炉等規制法(炉規法)から削除されることを容認した。これを受け、政府は東京電力福島第一原発事故を踏まえた現行規定の見直しを本格化させ、岸田政権が掲げる「原子力の最大限活用」に向け原発の60年を超える長期運転へ大きく政策が転換する。(増井のぞみ)
 岸田文雄首相は8月24日の政府の会議で、2050年の脱炭素社会の実現に向けて、原発の運転期間の現行規定を見直す方針を明言。規制委が経済産業省に説明を求め、この日の定例会合で同省資源エネルギー庁の松山泰浩電力・ガス事業部長が「60年の上限を見直すべきだ」と新制度をつくる方針を示した】

 私はプラント検査に携わったこともあるので、これを見て、無知蒙昧が日本国家も人類も滅ぼすのだと天を仰いだ。

 プラントの設計寿命というのは、多くの場合安全率に2をとっている。つまり設計寿命が25年というのは、50年もすれば必ず破局事故を起こすという意味だ。
 理由は、破局事故が起きる最大の要因は、配管の腐食減肉破壊なのだが、これはプラント全体で8割程度は、点検補修によって解決することができる。
 だが、残りの2割は、どうやっても劣化、減肉、腐食が避けれない部分が残るのである。例えば、絶対に取り外せず、絶対に補修できない奥の奥に込み入った配管などだ。

 これが、どんなプラントでも必ず存在し、それがプラントの最終的寿命になるのである。例えば、2004年、美浜原発で起きた十数名死傷大事故は、やはり気づかない配管の腐食、減肉によって起きた。
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20210907-OYT1T50069/

 それは、建設後数年も経ないでも、直流電流の漏洩による電解腐食でも起きる。
 プラントには必ず、この種の盲点欠陥があるので、安全率を高くとって、寿命を定めなければならない。
 それを無視して、検査で欠陥が補修できれば、60年超でさえ無制限に運転を認めると、山中伸介という無知蒙昧のクズ委員が決めつけたのだ。

 これを見て、私は、日本が原発事故で滅亡することに確信を抱いた。
 原子力委員会のようなゴミ組織に、日本の未来を委ねてはならないのだ!
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう原発に頼らない安全な日本を創生するには

 

なおかつ速やかに原発の大悲劇を再び喰らわないようにするには

 

原発を廃止する政策を強力に推進する政党に政権をとってもらうしかない。

 

ように思えるのだが。

 

 

感謝