結局、このままゆけば、どんな社会になるのか? | tokaiama20のブログ

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 私の住む中津川市では、リニア新幹線工事がどんどん進捗している。
 岐阜県駅の予定地である美乃坂本駅周辺は北側が大きく変化し、古くからあった家屋が見渡す限り解体されて、広大なコンクリート基盤に変わり、かつての面影はない。
 やがて駅舎の建設が始まるのだろう。
 トンネルも、もしかしたら、もう掘削が終わっているのかもしれない。数年前のようなダンプカーの往来はすでになく、現在は内装、設備設置段階である可能性が強い。

 リニアは、従来の新幹線の4倍の電力を食うと指摘され、既存の発電供給システムも一新されることになる。
 だから、旧来の送電システムでは容量が不足するため、若狭原発群と中津川を結ぶ、新たな送電幹線が建設されていて、この一年で、笠置山にニョキニョキと100万ボルト級の高圧鉄塔が並ぶようになった。

 私の呼吸トレーニング場である笠置山登山道は、数年にわたって、鉄塔建設と檜林の大規模伐採のために閉鎖されてしまっていた。
 おかげで、遠い根ノ上高原や二ツ森にまで足を伸ばすしかなかった。
 まあ、工事のおかげか、熊の痕跡は非常に少なくなっていたのだが。

 これから何が予想されるのかといえば、100万キロワット級といわれる新幹線の4倍の莫大な電力需要は、現在の状態では供給困難なので、リニア開通前に、新たな発電施設が必要になる。

 しかし、ダボス会議や京都議定書、パリ協定などによる「二酸化炭素温暖化論」によって、「二酸化炭素を出さないクリーンな発電」として、原発新設が浮上するのは確実である。もう石炭火力は作れない。LNGもウクライナ戦争が終わらなければ輸入は困難だ。かといって、風力、太陽光の主体は中国共産党直営企業だ。
 だから、日本最大級の浜岡原発も再稼働させることになる。

 だが、私がブログでしつこく指摘し続けているとおり、地球温暖化の本当の原因は、二酸化炭素増加ではなく、原発温排水のせいである可能性が極めて強い。
 2023年秋現在で、地球上で稼働している原子炉は450基程度だ。
 この大半が、毎秒70トンの7度高い温排水を海水や大河川に放出している。

 毎秒70トン=毎年、約22億トン、これに450を乗ずれば、年間で1兆トン近い7度高い温排水が海水を温めていることになる。
 https://imidas.jp/jijikaitai/k-40-059-10-03-g112

 おまけに7度の温度差があれば必ず海水表面に浮いてくるので、気象に与える影響がどれほど甚大か分かるだろう。
 この「地球温暖化時代」に、人類が余分な熱を出すことは極力避けなければならないのに、年間1兆トンもの7度高い温排水を海洋に放出する原発を問題にしないとは何事か!
 定期点検や停止期間だって、温排水は出続けるのだ。使用済核燃料も50~300年にわたって温排水を出し続ける。稼働してしまえば、それは海水を温める巨大ボイラーである。

 1兆トンの温排水の総量は、琵琶湖を枡にして36杯分である。だから、例え地球全体に均しても、影響がないことはありえない。
 ところが、原発温排水を温暖化の原因として位置づける研究、学説は、反原発運動側以外、まず見当たらない。気候変動と温排水の関係は、極めて不可解なアンタッチャブルである。

 日本政府もダボス会議も、学術会議も、誰も指摘しようとしない。もしも、これを研究したいなどと研究者が言い出せば、たちまち、「新型コロナウイルスに人口加工の痕跡がある」と発表した京大、宮沢孝之氏のように弾圧され、追放されるだろう。
 もちろん研究費など承認されないし、政府によって「見ざる言わざる聞かざる」の庚申塚対応を強要されるのだ。

 海水表面の温度が1度上昇すると、接触する大気の温度は4.5度上昇するといわれる。 海水の密度は、大気の820倍であり、比熱は4倍、気象に与える影響は計り知れない。
(以前、比重と比熱を勘違いした誤った思い込みで、比熱が1000倍と間違ったことを書いたことをお詫びします。私も老化ボケがひどくなってきました。)
 
 具体的に、原発温排水が海水表面の温度を何度上げているかが分かれば、気温への関与も分かるはずだが、ネットでデータを探しても、まるで見つからず、誰一人研究者がいないというのは、どんな事情によるものだろう?
 気温というのは、いつでも平均的なものではなく、天気予報のように非常に偏差的なものである。平均値で予想するのは、完全に間違ったやり方だ。
 7度も高ければ海水表面温度を大きく上げることは確実であり、日本列島の場合は、年間琵琶湖7杯分もの7度高い温排水を日本列島沿岸に放出させているのだ。

 私も、長い間、自分の比熱に関する間違った思い込みに気づかず、突然気づかされて恥ずかしい思いをしているのだが、原子力産業が気象への影響を無視している事情は、私のような稚拙な思い込みの間違いでなく、計算尽くで意図して問題をごまかそうとしているのである。

 これは、原子炉の耐久性の問題も同じで、当初、25年→40年で壊れることを前提に設計した原子炉を、現在は、永久に延伸運転可能にしてしまった。
 こんなことをすれば、やがて破局的巨大事故を起こすことは誰にでも予想がつくはずだが、健全な原子炉であっても解体廃炉費用が1兆円を軽く超えることが分かってしまった今、電力首脳は、株価が下がって、自分たちの退職金が失われることを恐れて、「事故が起きるまで運転を続ける」ことに決めてしまった。

 私の脳裏には、2004年、美浜原発で、配管減肉が原因で突然、配管が破損し、数百度の高温スチームが建屋に噴き出し、点検中だった5人が死亡し、6人が一生癒えることのない大火傷を負った事故が見えている。
 ちょうど、このころ、私はプラント検査に携わっていたので、関電に立入禁止にされていなかったなら、私が被害者だったかもしれない。

 配管は、例え20ミリの高張力鋼であっても、高温スチームの前には脆弱で、必ず減肉や電気的腐食が発生し、超音波検査をすれば、完全に無事な管など見たことがない。
 プラント配管には、技術的に取り外し不能だったり、パッチ、肉盛り補修不能なものがたくさんある。だが、そんな部品にも、容赦なく経年劣化が襲ってくる。
 これがあるから「寿命」が設定されているのである。

 ところが、60年どころか、「原子力安全規制委員会」は、点検すれば永久に使用可能と定めてしまった。
 だが、点検ですら困難な部品があるのだ。補修不能の部品もある。こんな馬鹿げた超長期運転を続ければ、100%必ず破局事故がやってくる。
 フクイチでは、ジェット計測ノズルが点検不能のため、地震で折損し、そこから冷却水を外部に排出し、メルトダウンを引き起こした。
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828652.html

 経営陣はドバイに逃げれば責任から逃げられる天国であることが、フクイチ事故の始末事例が確立されてしまったが、放射能汚染の被害に遭った50万人の人々は、12年を経た未だに苦しみ続け、数万人の人は、放射能から逃げて放浪を続けている。

 このまま、あまりにも真実を無視した株価最優先の発想で原発の運営が続くなら、間違いなくフクイチ事故が再来することになる。
 それも、一カ所や二カ所ではないだろう。30を超えるPWR原子炉に老朽化による破局事故が時間の問題で迫っているのだ。
 破局事故が起きたなら経営幹部はドバイに逃げればいいわけだ。しかし逃げれない日本国民はどうなる? 何が起きる?

 国は自民党が権力を握り続けている。本当に国民の支持を得ているからではない。CIAが自民党が勝つように工作しているからなのだ。
 我々はジャニー喜多川事件で、その一端を見せつけられているのだが、そのことに気づいている人は、ほとんどいない。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6037945.html

 リニアの完成とともに、再び原発電気の社会がやってくる。そして気象変動は際限なく悪化してゆく。多くの人が、高原に移住させられるだろうが、同時に、小氷期もやってくる。気象は極端から極端へと、絶え間なく、目まぐるしく変化することになる。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5962568.html

 そこに人類史上最悪の巨大震災が直撃する。東日本震災の数十倍の規模と予想されている。沿岸部は阿鼻叫喚の世界になるしかない。
 2025年に、そのスーパー震災が来ると予言が存在している。
 https://bunshun.jp/articles/-/52679

 結局、せっかく作ったリニアが役に立つ可能性は、ほとんどないと私は思う。
 「人間の移動」というニーズと概念が大きく変わってしまうのだから。
 コンピュータやインターネットの世界も、今のまま進化するかどうか、甚だ疑問だ。

 私は、この頃、ほぼこの世にいる可能性はないのだが、日本人の3分の2以上の命が失われるとの予言もある。なかには3%も生き残れないとする人もいる。 
正真正銘の「阿鼻叫喚時代」がやってくると、たくさんの人が警鐘しているので、たぶんそうなるのだろう。
 

 生き残った人は力を併せて、安全な大シェルターで高原にコロニーを作り、自給自足
目指して生き抜いてゆくしかないと、私は20年以上前から書いてきた。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6052185.html

 もう既存の国家システム、病院も学校も、行政もまったく役に立たない。しかし、法律が最終的な拠り所になってしまうので、可能なかぎり合法的なライフスタイルを実現しなければならなくなる。

 いわば、南米熱帯雨林やチベット奥地の部族生活が再現されるのかもしれない。
 ビルゲイツ=ダボス会議の言うグレートリセットなど起きない。しかし、資本主義や新自由主義のリセットは起きて、縄文時代のようなライフスタイルが再現されると私は予想している。

 人間のホメオステーシスや霊性が大きな力を示す世界になると私は考える。