≪古来・日本画めぐり≫第2弾!

 

雪舟伝説!!

実は京都国立博物館に行くのはじめて…

 

 

日程:2024年4月18日

場所:京都国立博物館

展示:特別展 雪舟伝説

 

 

 

■アクセス

京都市東山区茶屋町527

 

今回は京阪電車に乗っていきました。

JR大阪駅で京橋・鶴橋方面の環状線に乗車

→京橋で京阪電車に乗り換え

→京阪電車で特急に乗車。七条駅まで1本!

小一時間ほど電車に乗ってました。

七条駅からは徒歩で7分ほど。信号にも捕まっちゃったら大体10分くらいです。

こんな風に看板が見えてきます。

 

違う加工ver.

 

正直、京都の市バスに乗るのしんどいんですよね…

いっつも混んでるし、電車ほどコンスタントに来るわけじゃないし、

私のようにバスに乗り慣れていない人って「このバスって〇〇まで行くバスかな…?」って不安になりながら乗りません??

そんな人は京都駅から市バスに乗るより、一番最寄りの電車まで行って徒歩が最良。

 

 

 

■入場料

一般 1,800円 

支払方法:現金、クレジットカード(VISA・MASTER等)、paypay・楽天payなどQRコード決済OK

 

 

今回、先日の香雪美術館の葛飾北斎・歌川広重に続いて第2弾、

雪舟、および雪舟に憧れた日本画たちの作品をたっくさん見て来ました!!

 

第1弾 【特別展/北斎と広重】中之島 香雪美術館(大阪)

第2弾 【特別展/雪舟伝説】京都国立博物館(京都)

第3弾 【生誕1250年記念特別展 空海KUKAI】奈良国立博物館(奈良)

 

 

早速作品をご紹介したいのですが…

まずは外観から。

なにせ京都国立博物館、訪れるの初めてでして…。

(ただ、この日ちょっとドン曇りの天気で写真映えしない…悔しい…)

写真右手がチケットカウンターです。

チケットを購入後、左に進むとお手洗いと喫茶店が。

(喫茶店行ってみたかった…)

 

この入り口をまっすぐ進みます。先ほど購入したチケットはここで確認されます。

そのあとに出すこと無いので、もうお財布やカードケース、スマホの中に仕舞って大丈夫です。

 

右手に敵視的建造物が!!

めっちゃきれい~!!

 

写真の加工のおかげで何とか見れる~!

ちなみにこれは展示会場ではございません。

 

会場はこちら。

 

 

では、作品をご紹介、、、

 

と言いたいのですが、今回の展示はすべて

写真撮影禁止でした!(泣)

 

なので、本記事では私がただ感じたことをつらつらと書いていこうと思います。。

写真少なくてすみません。。。

 

 

 

 

 

 

タイトルについて

そもそも、この『雪舟伝説』ってタイトルすごくないですか???

このタイトル考えた人のすごいセンスというか凄みを感じる…!

強気な感じといいますか。

 

で、雪舟伝説なんていうから雪舟の作品が見られるんでしょ?と思いきや、

 

※「雪舟展」ではありません!

 

とフライヤーに大きく書かれています。

これはいかに??

 

 

 

 

本展構成

雪舟は”みんなの憧れ”であり”みんなのお手本”で

太古からの日本画の巨匠〈カリスマ〉なのです。

 

展示は第1章~第7章までありますが、

じっくり雪舟の作品が見られるのは第1章と第2章だけ!

 

 

▼本展の構成はこちら

第1章 雪舟精髄

 …国宝・重要文化財の雪舟作品が見られます

第2章 学ばれた雪舟

 …雪舟の作品の他に”雪舟が描いたんじゃないか?”と思われる作品が並びます。

第3章 雪舟流の継承 雲谷派と長谷川派

 …雪舟の系統を継ぐ後継者争いが!?

第4章 雪舟伝説の始まり 狩野派の果たした役割

 …みんなご存じ狩野派がここで登場。富士山図・西湖図が見られます。

第5章 江戸時代が見た雪舟

 …狩野派たちが雪舟の作品を模本として作品を残します。同じようでちょっと違う!?比較してみるのも楽しいです。

第6章 雪舟を語る言葉

 …江戸時代になると出版の文化が生まれ流通します。

  室町時代の雪舟を再評価した江戸時代の画家たちが雪舟をどう評価し、どう見ていたのかが版物として残されています。

第7章 雪舟受容の拡大と多様化

 …江戸時代の画家たち中心の作品が多く展示されています。

  円山応挙、伊藤若冲、尾形光琳、酒井抱一、葛飾北斎まで…

  みんなが知ってるあの画家たちも雪舟の作品をよく見ていたことが分かります。

 

 

つまりは、室町時代の雪舟の作品(および雪舟が描いたとされる作品)だけではなく、

雪舟から学び、雪舟に憧れ、雪舟の作品をたくさん見てきた雪舟没後300年の江戸時代の多くの作家たちの作品をも

わたしたちは見ることができるのです。

なんて贅沢な!!

 

 

 

わたしが好きな雪舟作画

本展では、雪舟作の国宝がなんと6点も見ることができます!すげえ…

重要文化財の作品も含めると、全部で約20点!(※伝雪舟作を含む)

 

なかでも私が好きなのが花鳥図。

そう。

 

重要文化財「四季花鳥図屏風」

重文 四季花鳥図屏風(右隻) 雪舟筆 当館 <通期展示>

※京都国立博物館公式HPより引用

 

これは圧巻。

美しいだけの鶴ではありません。。

松木のゴツゴツした感じと対比して白い鶴の儚さ、しかしよく見ると

その鶴は野性味があり、生き物としての荒々しい呼吸まで聞こえて来そうな

静かな空間なのに、獰猛な気配をこの一枚に集約したような図です。

 

 

ほかにも、長さ16mの国宝「四季山水図巻」にも感動だし、

たくさんの山水図は四季折々で楽しめます。

 

 

 

 

 

雪舟に憧れた画家たちの作品

第3章以降は雪舟に憧れた、雪舟の画風を学んだ、

16~17世紀の江戸時代の画家たち中心の作品が並びます。

その中での個人的お気に入り作品をご紹介します。

 

■「雪舟禅師之碑」(藤井高尚撰 頼山陽書)

雪舟の碑に書かれたとされる故人を想う書。

 

■「富士三保松原図」(狩野永岳)

富士山と松原の構図が美しい…

西洋画の影響も当時受けているので、日本画的構図なんだけど、

どことなく洗練されていて”西洋絵画”のような印象まである。

モダンな感じもして個人的にめっちゃ好き。

 

■「初宮参図巻」(勝川春章)

男女二人の結婚からお宮参り、妊娠、出産までを描いた一連の絵巻物。

ちょっと春画もあったり…

思わず「おおぉ」と口に出してました(笑)

 

■「山水図」(葛飾北斎)

なーんか見たことある??と思ったら葛飾北斎でした(笑)

雪舟の影響は受けていて、雪舟の作品にも絶対に目に触れているはずだけど、

似せてるというわけでもなく。

私が最近、北斎の作品らしさ・北斎っぽさが分かるようになってきたのかも。

 

 

あと、雪景色の作品もすごくきれいで見惚れた作品があったのに、どれだったけなぁ…

メモ取るの忘れて残念だぁ。。

 

 

 

 

グッズ

▼まずはポストカードから。

 

「富士三保松原図」(狩野永岳)

是非実物見てほしい!!

 

 

 

「初宮参図巻」〔部分〕(勝川春章)

そうこれ(笑)

もう春画です。

この展示で春画と出くわすと思っていなかったので嬉しい(笑)

どきどきします。

いいねぇ~

初々しい~

 

 

左:「四季花鳥図屏風」〔右隻・部分〕(雪舟)室町時代・15世紀

右:「松竹梅群鶴図」〔二羽のうち〕(伊藤若冲)江戸時代・18世紀

 

同じ鶴で、伊藤若冲が雪舟作の鶴をオマージュして描いたとされるこのふたつの鶴。

松と竹という対比もいい。

 

 

上:「富士三保松原図」(原在中)江戸時代・文政5年(1822)

下:「四季花鳥図屏風」(雪舟)室町時代・15世紀

 

原在中の富士山もきれいなのよ…淡い色彩で壮大でずっと見たくなる作品でした。

「四季花鳥図屏風」は言わずもがな。

こちらのふたつは大きめサイズのポストカードです。

 

 

 

さて今回のコラボグッズ、ちょっと面白いのが多くて思わず少し買っちゃいました。

ポストカード以外は買うつもりなかったのに!!

 

私は手ぬぐいとネイルシール買ったけど、

他にも京都東山の老舗カバン店のコラボでトートバッグあったり、

種菓子のコラボグッズとか…

グッズもたくさん選り取り見取りなのでじっくり見た方がいいです!

 

 

▼手ぬぐい

これのデザインがかわいいいいい!

 

▼ネイルシール

 

鶴のネイルってなかなかないよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日も気温高くて(ドン曇りだけど)ぽかぽか陽気でした。

たんぽぽ見ると「ああ春だなぁ」って思います。

上を見れば桜、下を向けばタンポポ。

いいですね。

 

 

次回第3弾

第3弾 【生誕1250年記念特別展 空海KUKAI】奈良国立博物館(奈良)

お楽しみに~