日程:2024年4月13日

場所:中之島 香雪美術館

展示:特別展 北斎と広重_冨嶽三十六景への挑戦(江戸東京博物館コレクションより)

 

■アクセス

大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階

▼最寄りの地下鉄

京阪中之島線「渡辺橋」駅下車12番出口直結

地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅下車4番出口直結

地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅下車7番出口より徒歩5分

 
地下鉄で行く方が近いですね。
JRだと大阪駅(徒歩15分)か東西線・北新地駅(徒歩10分)からになりますが、結構かかるので…

 

 

■入場料

一般 1,700円 

支払方法:現金、クレジットカード(VISA・MASTER等)、paypay・楽天payなどQRコード決済OK

 

 

実は今月、≪古来・日本画めぐり≫をテーマに3つの企画展を回ろうと計画してまして…

 

それがこちら↓

第1弾 【特別展/北斎と広重】中之島 香雪美術館(大阪)

第2弾 【特別展/雪舟伝説】京都国立博物館(京都)

第3弾 【生誕1250年記念特別展 空海KUKAI】奈良国立博物館(奈良)

 

というわけで早速本日、第1弾となる中之島 香雪美術館へ行ってきました!

 

本日4月13日(土)から始まった【北斎と広重】

 

初日午後、たくさんの人で賑わっていましたね~

中之島 香雪美術館ってそんな大きな美術館じゃないのに。

やっぱり葛飾北斎とか歌川広重とか有名な作家の作品は見たいよね~

 

 

ほとんどの作品が写真撮影OKで嬉しい!

とりあえずお気に入り作品を掲載します。

 

 

 

▼こちらは18世紀後半~19世紀初頭に西洋絵画の影響を受けた4作品

 

「浮絵七福神寿末広推之図(うきえしちふくじんことぶきすえひろあそびのず)」

 

 

「浮絵 待乳山麓三橋亭機織二階座敷之図(うきえまつちさんろくさんきょうていはたおりにかいざしきのず)」

 

「浮絵 江戸橋より日本橋見図(うきええどばしよりにほんばしをみるず)」

 

「サーペンタイン池」

 

 

▼[葛飾北斎「富嶽三十六景」の世界]より

 

 

 

 

 

 

 

 

富士山綺麗…

 

 

▼北斎漫画

こちらは”北斎漫画”といわれるもの。

 

 

 

なんかシュールで面白い(笑)

 

北斎漫画とは当時に作家で、北斎に絵を学びたい人々に向けてまとめられたものだそう。

人物・動植物・建造物・風景など様々。

 

 

▼北斎の暮らしぶりも模型で展示されてました。

 

 

中を覗くと…

 

娘さんと二人暮らしだったそう。

北斎はめっちゃ寒がりで、9月下旬~4月下旬までコタツから離れなかったらしい。

1年の半分以上こたつって。

その使っていたコタツが、普通のお布団をかぶせるタイプではなく、

『炭団(たどん)』と言われるものを使用していたとか。(写真左上端)

そのため、シラミが家中に沸いていたやら…。

半年以上あったかい家だとシラミが繁殖しやすいからってことか。

 

 

▼ここからは広重の世界。

 

これすごくない?カラフルで素敵。

 

 

これもおもしろい。

大きな天狗と何故か西に出ている満月

 

 

雪景色綺麗。もの寂しいのも良き。

 

 

 

 

 

 

 

今回の展示作品で一番好き。

美しくて儚い。

 

黒い風景と、群青の河の水と空。

このコントラストが本当に綺麗で好き。

 

↓拡大

 

 

 

 

 

意外な感じの植物画

 

有名な作品

 

 

 

 

このふたつの桜の画、めっちゃ好き。

4月もっと早く出会いたかった。。

 

↓拡大

 

 

 

みんなが知ってる名画も、

え、こんな感じの作品もあるんだ!という発見、

北斎漫画なんてじっくり見れたり、

北斎の暮らしぶりが模型で分かったり、、

 

どの作品も美しい…

惚れ惚れしますね。

 

 

 

個人的にすごくはっと気付かされたのが、[終/エピローグー広重の残したもの]より、

 

『―――しかしながら、広重が亡くなって10年後には、わが国は明治維新を迎えることになります。

もし広重があと5年、10年長く生きていたならば、大きく変革した日本の風景をどのように描き出していたでしょうか。』

 

歌川広重は安政5年(1858年)9月6日に62歳で亡くなりました。

(北斎が90歳で亡くなったことを考えると若くして亡くなったんですね…)

感染症や流行り病が原因かとも言われておりますが、3通の遺書も見つかっており、

広重自身が死期を分かっていたのではないだろうかと思います。

 

そう思うと、歌川豊国が描いた「歌川広重肖像(死に絵)」を見る目が変わるような。

 

 

とても充実した作品ラインナップでとても楽しい!

後期は一部作品が入れ替わって開催されるので、また行ってみようかな~

 

ちなみに、ポストカードは

 

鷲と蛙と鮃と鼠に食われる鮭を購入しました。

 

 

 

ではでは、次回≪古来・日本画めぐり≫第2弾をお楽しみに!