
かつてネット上に「Team Hillstones」あるいは「元祖京都ラーメン軍団」と言うサイトがありました。おそらく京都のラーメン屋さん情報のうち、インデックス的な要素ではナンバーワンサイトだったと言っても過言ではないでしょう。
そのサイトの管理人さんが、とうとう実店舗経営に乗り出されました。
京都のラーメンサイトの管理人さんらしく、一乗寺のラーメン街道に殴りこんだあたり、さすがと言うべきですね。
ラーメンの味についてはご自身のサイトの掲示板の他、さまざまな場所で評価されています。やはり「あのサイト」の管理人さんが出店されたとあって注目度は抜群です。
しかし注目度の高さは決して好ましい影響ばかりではありません。むしろ揶揄したり必要以上に厳しい評価が下されたり、まったく逆にひいきの引き倒しや歯の浮くような褒め言葉など、実際管理人さん、いえ、今はお店の大将ですね、その気持ちを誤らせるようなことが数多く見受けられるのは、それでもかつてサイト管理人だった大将の負うべきリスクなのでしょう。
でも、このブログのこのエントリを含め、数々の無責任な雑音には耳を貸さず、ご自分のラーメンを貫いて欲しいと思います。

原点ラーメンは豚骨鶏がらのベーシックなスープ。やや甘みの目立つ味は、出店されたそのロケーションとともに、大将のラーメンの原点が何処にあるのかを如実に語ってくれます。しかし、その原点となったであろうお店のそれよりは、うまみ、コク、温度、麺との絡みなど、どの要素を取ってもはるかに良いスープに仕上がっていると感じました。
麺はやや細めの麺をしっかり湯がいて、それでいて腰がなくなることのないよう見切った旨いものです。麺屋棣鄂と書かれた番重に並んでいましたが、普通よりやや短いタイプの食べやすいものでした。
トッピングは三枚肉チャーシューとねぎ、シンプルなものです。

麺は原点ラーメンと同じ生地なのでしょうが、やや太めで、濃厚なスープに負けない食感を維持しています。
トッピングは原点ラーメンと同じでした。
前回のエントリで、京都ラーメンの凋落振りを嘆き、このお店の登場による効果を期待した内容を書いたのでそれにまつわる話をひとつ。
京都ラーメンの第一世代を天下一品や第一旭に求めると、第二世代はラーメンブームに乗って雨後の筍のごとく現れ、そして多くが消えていった中残った強者たちの店と言えるでしょう。
その第二世代のラーメンは、京都ではありませんがお隣滋賀県の「麺屋 風火」 やこのお店のすぐそばにある「麺重処 亜喜英」 で完成されたといっても良いのではないかと感じます。
そして、この「ラーメン軍団」で頂いたラーメンは、第二世代までのラーメンのレベルをクリアしたことを前提に、次なる第三世代が始まる味、そのスタート地点にいることを感じさせてくれました。
まだ、完成された第二世代のラーメンとさしたる差はありませんが、味の向いている方向は明らかに他の店とは異なり、それは未来だと感じました。日常に流されることなく進歩されてゆくことを心から期待します。
と言うことで、一も二もなく是非また行きたいお店ですね。 家から車で一時間以上かかるけど・・・(^^;)困った
場所はこちら。(GoogleMap:実番地登録がないので隣を表示しています。) 叡山電鉄一乗寺駅下車徒歩約6分、消費カロリーは男性70kgの人で約33kcalです。京阪出町柳駅からの乗り継ぎでこれますよ。
Mapionの地図はこちらです。
駐車場はありません。このコインパークが一番近いでしょう。
こちらで検索して他のサイトも参考に して下さい。
基礎資料
エントリ作成日時現在の情報ですので、変更されている可能性があります。
営業時間:18:00~23:00
定休日 :未定
電 話 :075-712-3134
特別営業:11:30~13:30(月曜~金曜のみ)
原点+ライスで500円のみ。オーダーは聞かれません、無条件でこれだけです。
エントリ中の写真は、お店の紹介のほか私が面白そうだと思ったもの、美味しそうだと思ったものを紹介するアフィリエイトリンクです。
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ラーメン軍団 (ラーメン / 一乗寺)
★★★★★ 5.0