中華人民共和国山東省にある威海【うえはい】市は、日清戦争後には日本が保障占領し、その後イギリスが租借して英国海軍の管轄下に置かれ、ポート・エドワードと呼ばれました。
さらに蒋介石の南京政府樹立とともに中国に返還されるのですが、まもなく日本が再び占領し、終戦後国民政府(現在の台湾政府)が威海衛市を成立させ、さらに共産党政権樹立後威海市と改名して現在に至りますが、韓国との交流が深く、朝鮮族の人々も多く住んでいます。
こうした背景からか、国際的な色合いが濃く中国らしからぬ雰囲気が漂う一方、漁港を持つ地方都市といったのんびりした雰囲気も持ち合わせています。
このお店はその威海市にあります。
このお店のラーメンはいわゆる排骨【ぱいこー】麺と呼ばれるもので、以前にご紹介した東京の新世界菜館
のラーメンと祖を同じくするもののようです。
なお、お店の名前はネット上では日本の漢字で表記できないため略字を使いました。最初の「金」の文字は、金をピラミッド状に三つ重ねたものです。
スープは牛骨を焼いて取ったと思しき濃い出汁で、老酒【らおちゅう】としょうゆのタレで味をつけています。やや塩味の強いシャープな味のスープです。
麺は低鹹水、低加水で伸びやすい中太麺で、グルテンの強さで腰を出すタイプのものでした。塩味の強いスープとは相性のよいものでしたね。
トッピングは味付け排骨(豚のスペアリブ)と香菜【しゃんつぁい】(東洋の芹や西洋のコリアンダーというハーブの仲間の香草)のみじん切り。シンプルですがラーメンを引き立てる大変美味しいトッピングでした。
このお店はラーメン店と看板を上げていますが、実際には(中華)料理店で、他のメニューも豊富で美味しく値段も安いので、お昼休みなどにはごった返すという言葉がぴったりの混雑を見せます。
参考までに、このラーメンは日本で言うところの大盛りサイズですが、一杯3.5元、日本円にして約51円です。
と言うことで、こちらに出張の際にはぜひまた行きたいお店ですね。
自分のお金で出かけるほどリッチじゃないし。(ノ_;)
場所はこちら
。月曜日か木曜日に関西国際空港から烟台【えんたい】空港まで飛行機で飛んで、タクシーで約1時間です。駐車場はありません。
というか、コレではわかりませんよね。(^^;)
こちら
を参考にどうぞ。
さすがに他のサイトでの紹介はありませんでした。
基礎資料
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営業時間:お昼前から夜まで
定休日 :不明
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