
そのトップにあたる主馬寮御監は従三位の位階の人が任ぜられたそうですからかなり権力を持ったお役所であったようです。
平安朝以前や、平安中期以降には左右に分かれ左馬寮・右馬寮と呼ばれたそうで、その右馬寮の遺跡が現在の西ノ京中学あたりから見つかったりして、その辺りの地名になっています。
その西ノ京右馬寮町のちょっと南にこのお店はあります。
こってりした鶏のスープが楽しめることは請け合いですが、さて分類というと鶏ガラ醤油に分類すべきではないでしょう。むしろ醤油はアクセントで塩ラーメンの方に寄っている感じですね。
なにせ本業が地鶏料理のお店ですから、丼が目の前に出てきた途端強烈な鶏の香りが鼻をくすぐります。しかも良い香りの鶏だなって、食べる前からずいぶんと期待をもたせてくれる香りです。
麺は細めのやや縮れ麺。これをしっかり湯がいて鹹水臭さを抜き、やや柔らかめながら腰砕けにはならないギリギリの湯がき方で供されます。
トッピングはチャーシュー、もやし、ねぎです。チャーシューと言っても鶏肉をしっかりした味付けで調理して薄切りにした物で、本来の叉焼ではありません。しかし、ラーメン全体としてみた場合抜群の組み合わせですね。もやしは細もやしですが、綺麗に掃除して湯がいてあります。
強いて難点を上げるなら胴ガラ骨髄から出る渋みがやや強いことでしょうか。これも濃厚鶏ガラスープなら個性というか、当然の味の内なのですが、他の部分に雑味がないことから、ちょっと目立ちますね。

と言うことで、時間に間に合えばいつでもまた食べに行きたいお店です。
場所はこちら 。阪急西院駅から市バス203系統で西大路御池下車、徒歩10分です。
駐車場はありません。近くのコインパークへ停めることになるでしょう。
京都のラーメンについては数多くのサイトが評価し紹介しています。だからラーメンの写真や他の評価についてはそちらに任せようと言う他力本願な私。(爆)
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