こういうことを書くと曲解なさる方がいて嫌なのですし
塾という場においてはなんだかあまり適さないような感じもするのですし
何度か書いているのでしつこいと言われそうですが
学力偏差値的なものでちょっとでも高いレベルを目指すより
他の「ちょっと興味あるんだよね〜」くらいのことを見つけて
それにとりあえず気持ちを向けて励んでみるってことを学生時代にした方が
はるかに豊かに幸せに自己肯定感も高く生きられる人はたくさんいると思います。
小学校、中学校での勉強があまりピンとこないというか、面白さを感じなかったり苦手に感じるのであればなおさら。
特に今年に入ってからずーっと都立の専門学科とかかなりいいよと書いたりしていますが
普通科信仰はなかなか強い。
ちょっとでも学力偏差値の高い方を志向する傾向は強い。
やりたいことは決まってないから…
やってみて違ったら変更がなかなかきかないから…
などの理由が大きいようです。
でも、そういうちょっと専門的なものに踏み込んでみるってことをしないから
いつまでもやりたいことを探し求める青い鳥症候群みたいな感じになるんじゃないかな?
就活の時期になって「なーんもないや…」となる人、かなり多いですよ。
何度も書いてきているけれど
あることを続けていると、それが気がついたらやりたいことに変わる
そういう性質が人にはあると感じています。
そういう「ちょっと気になる~」ってくらいの何かがたまたま学問と強い結びつきがあるなら「とりあえず」難関大学とか目指せばいいし
食べることに興味があるなら「とりあえず」食物科とか目指せばいいし
土いじりが好きなら「とりあえず」農業科とかいけばいいし
メカいじりが好きなら「とりあえず」高専とか考えてみたり機械科とか考えてみればいい。
いわゆる「学校の勉強」にあまりコミットできてないなら尚のこと
そういう偏差値や大学進学じゃない視点を持ってみたほうが、たぶん先々いい結果に繋がっていくと思うんです。
「とりあえず」気になる方へ行ってみる
行ってみてからまた考える
そういうのってかなり大事な気がするんだけれど。
学生の頃なら学びなおせる時間だってたくさんあるんだし。
ただし、どう進むにしろ、真剣に励む精神だけは大事に育まないといけないけどね。