先日Xでちょっと話していたのですが
「受かっちゃう」ということがたくさんあり、ちょっとね…と思うことがよくあります。
塾である以上、合格は喜ばしいこと
なんですが、私は最近そうでもないと感じることの方が多いです。
あえて言いますが、残念ながら、受かっちゃうんです。
実力相応にしっかり力がついていて、今後も大丈夫だろうという形での合格
これは全く問題ありません。
でも、そうではない合格が実はたくさんあります。
どういうものかというと、内申と言語操作だけで受かっているような合格。
もっと具体的なことを言うと
理科と数学が実は全然わかってないのに合格
国語が全然できていないのに合格
勉強の仕方がなってないのに合格
こんな感じ。
勉強の仕方がなってないのに合格。
まぁ、これはなんとなくわかりますよね。
賢いがゆえになんとなくこんな感じでそこそこになってしまって、で、なんか受かっちゃうやつ。
理科と数学のほうは、入試の得点状況を見るとよくわかるのですが理系科目の平均点は低い傾向があります。
都立の自校作成でも、私はよく言っていますが数学の平均点が低すぎる。
どうも、内申と理社と国英で稼いで合格となっている子は沢山いるように感じます。
というか、そういう子、めっちゃくちゃ多いです。
ディスるわけじゃないんですが、どう考えてもこの理解のレベルじゃ高校いってから詰むんだけど…という合格って結構あるんです。
ちょっと難しい問題、頭使う問題になると歯が立たない子達がもの凄く多いんです。
都立の理科は80くらい取れるけれど、地方のそこまで偏差値高いわけではない私立高校の理科だと60点くらいしか取れないみたいな子、多いですよ。
他県の公立の問題でもいいです。
ただ、公立の問題だと出るものが固定化してしまっているのであまりハッキリ「出来てない」というのが見えない可能性もあります。
国語は、一見点数が取れてしまっているということがよくある。
点は取れているけれど、文章内容は実は全然わかってないという子。
多いですよ?
こんな感じでも、受かってしまう子たちはけっこう多くて
体感としてはどれかに当てはまっている子は都立の上位でも半分くらいはいます。
当塾の子達のことを言っているわけではありません。
当塾の子たちは、高校で成績良い子が多いので。
上位校は特に。
受かってしまう
これは、高校いってからの先細りが見えてしまっているから、そういう言葉になるんです。
塾の先生という立場でこんなこと書くのはどうかと思うのですが、でもね…。
高校に受かることが目的ならもうそれでいいですけれど、違うわけじゃないんですか。
大学受験をするならなおのこと、その先こそが重要なのに、そこでやれないことが見え切ってしまっていると…。
付属ならいい?
いや、そうでもないです。
付属なら付属で、受かった後こそ、自分が何をしていきたいのかとか、そういうものをちゃんと考えて勉強に励まないとどんどん選択肢は消えるし、大事学受験のような圧がないから劣化する一方になる。
高校受験で終わるような力なんて役に立たないんですよ。
その後までの事を考えて、力をつけていけるか。
合格なんかよりそっちをちゃんと見据えていかないと
「で。キミの受験ってなんだったの?」
となりますよ。