文章題が苦手なんです…
よくある相談。
国語は得意なんですけど…
本はよく読むんですけど…
でも文章題が…
よくある。
文章題の話になると必ずと言っていいほど「読解力」という話が出てくる。
すると、読解→国語というつながりで、国語の文章の話とか、本を読むとかそういう話になりやすい。
が、往往にしてこの話は不毛。
だって
数学の読解と国語の読解って、スキルがちょっと違うんだもの。
ここで出てくる国語の読解力って、かなりの確率で小説だってのもポイントだと思います。
文章題が…となる学年の子達って、論説文とかほぼ読まないでしょ?
だいたい小学校中学年から中学生1,2年生くらい?
本読む子も、ほとんどは小説でしょ?
小説の読解と、数学の文章題にはたぶん、あまり関係ない。
国語の先生に言わせたらそれは違うとか言われそうだけれど
小説は、これまでの自分の経験などから補いつつ読むことが多い。
場面のイメージとか、気持ちとか、そういうものをね。
それに対して数学の文章題というものは、書いてあることだけから立式する。
自分のイメージとかでの補完なんてことはしない。
なんとなく、読み方が違う
と、私は感じる。
さらに重要なのは
数学には数学特有の言語体系みたいなものがあって
それを理解していないとどうにもならないというところ。
英文法的なものが身に付いてないのに、なんで文読めるんだい??みたいな。
単語知ってるからふわっと意味わかる
そういう程度で英語ならなんとかなるかもしれない。
大筋あってれば意味通じるしね。
国語も大筋間違ってなければ答えが合うものは多い。
でも、数学の文章題は、なんとなくでは合わない。
一つの問題に対して答えは一つ。
(二つ以上のこともあるけど)
大筋あってるよね〜ではダメなのが数学。
答えは25なのに対して自分が出した答えは24だったら
だいたい合ってるから大丈夫よね〜とはならない。
数学の文章題って、国語や英語的な読解力とはちょっと違うんですよ。