子どもの成長って、すごく時間をかけてゆっくり成長していく。
なんなら、1年、2年っていう長いスパンで見ていかないといけない。
のに、結果ばかりを重視して、焦って、こんなんじゃダメじゃないか!とか言っちゃう人が多い。
時間が解決する部分はたくさんある。
小学校から中学1,2年あたりなんて、ぼんやりしている子はかなり多い。
志望校は〇〇とか、こういうレベルに行きたいとか言いながら、なかなか行動は伴わなかったり思考が追い付いていなかったり。
そういうもの。
そういうもんじゃ困るってのはわかるし、困るから意識喚起はするわけだけれど。
だからってすぐ変わるならだれも苦労はしない。
ずーっと時間かけて変えていくもの
変わっていくもの。
なのに、受験なんてもんがあるからみんなこの受験までの期間に「なんとかしよう」と躍起になってアレコレ口出したり手を出したりする。
待てない。
なんか、ね…。
こんなんじゃ間に合わない!とかいうけれど
間に合うって何?
高校受験でいい高校に行くことが「間に合う」なのかな?
そういう見方していたら、見るべき部分も見えなくなるように思う。
学力の結果が数字として表れるのって、かなり後からなんだけれど、多くは、学力的なテストや偏差値の数字しか見ない。
数字じゃなくてその子の行動とか言動とか、考えられる幅とか、あるいは背が伸びたな、声が低くなったなとか
そういう部分を見ないといけないのに
そういう部分に気が付いて「なんか、変わったな」とか一言かけてあげるだけでいいのに。
高校受験なんて一個の通過点でしかなくて、高校いってからめっちゃくちゃ伸びる人もいる。
大学で大きく成長する人もいる。
社会に出てからのほうが強い人もいる。
のに
なんかことあるごとにある試験みたいなものすべてにおいて、高水準でないといけないかのように思っている人がいるのがいたたまれない。
個体差ってあるよ。
成長速度の差もあるよ。
そういうの、ちゃんと見ないと大事なことを見失うんじゃないかな。