アンパンマンの映画を見てきました。
ベイビー、約1時間半、しっかり見れていました。
途中で飽きてぐずってしまうかなと思っていたのですが問題なく。
こんなに座ってられるようになったのかとちょっと感動。
アンパンマンの映画、小さい子向けだしなと思っていたのですが、ナメてました。
バイキンマンがヤバい。
大まかなストーリーは、バイキンマンが異世界を救うために奮闘する話。
まさかの主役はバイキンマン。
荒廃した異世界で廃材から金属を溶かしてノコギリやカンナなどの工具を作り、木材を切り出し、木製のロボを作りモンスターに立ち向かう。
木製ロボを作る工程が凄く丁寧な作業で、バイキンマンの仕事の丁寧さ、様々なメカを作る技術力の高さが描かれています。
うじうじしていた異世界の少女、ルルンはなんでもかんでも自分にはできないと後ろ向きな態度。
そのルルンに対し
「俺様なんか何回も失敗してるんだ」
「何度やられたって立ち上がるんだ」
と諭す。
やるじゃんバイキンマン。
いっつも負ける側であるバイキンマンだからこそ説得力がある。
モンスターと対峙するもロボは破壊され、万事休すと思われたときに、ルルンを異世界に投げ飛ばし「アンパンマンを読んで来い」と告げる。
カッコいい…。
もちろん最後はアンパンマンがモンスターを倒すのですが、最後も見せ場ありのバイキンマン。
バイキンマン愛にあふれた作品に、大人が感動。
渋いぜバイキンマン。
思えばバイキンマンは凄い。
負け続けだけれど、何度もメカを駆使し、新兵器を作り戦いを挑む。
アンパンマンは基本スペックが高いばかりか食パンマンもカレーパンマンも、その他さまざまな強い味方がいて、しかも頭を取り換えれば全快という超回復能力を持つチートキャラなのに対し
バイキンマンは基本非力。空を飛ぶ能力も低い。(飛べると初めて知りました笑)
見方はドキンちゃんとか自分勝手だし戦いには参加しない。
バイキンマンはその個人としての実力差、チームとしての差を、技術でカバーしようと奮闘する。
行動理念はまぁ置いとくとして、その精神と技術は素晴らしい。
この国に必要な技術者はバイキンマンなのでは…