2023年 共立女子第二高等学校(第1回) 国語 所感 | ZENT進学塾

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【国語】

 

問題の難易度というよりかは、

この数年の論説文は現代人に一旦しっかりと読んで頂きたい内容でした。

 

特に前年のコロナと、この年のネットフリックス。

個人的に言語化はしにくい、

けれどここ最近のモヤモヤを吹き飛ばす内容だった気がします。

あくまで個人的にです。

 

小説に関しても、泣けるストーリーです。

これでもう少し難易度が上がれば、かなりの良問じゃないかなと思います。

 

【大問1】論説文  稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」より

 

1番時間をかける大問。

コスパ・タイパあるいは僕が良く聞く言葉で言えば「効率厨」なるもの

このあたりについて、言及している文章です。

 

問題の観点で言えば、

問9を言語化して解答できるか否か、

2ページ目の「消費」と「鑑賞」の区別・理解が、得点の差にはなると思います。

1ページ目がスラスラと読める「聞きなれた単語」が故に、

内容がわからない!ってことはあまりないかと思います。

非常にわかりやすい例えでした。

 

【大問2】小説文 角田光代「さがしもの」より

 

そこそこの量を、過去の問題(この学校以外)でみた覚えがあります。

問4の記述がポイントで、あとは選択肢が軽いので取り問ではあったと思います。

ミツザワ書店、うまくいって欲しいですね・・・。

 

【大問3】古文 伊曽保物語より

 

話の理解が出来ているかは問4の選択問題でわかります。

難しい単語や漢字もないこと、文章の量も少ないことから

時間はかけずにさらっと終わらせたいです。

 

 

2023年のものが見つからなかったので

2024年から参照しますが

国語の平均点が57点

特進の合格者最低点が195点だそう。

 

国語だけ見れば

数年間の問題の差は感じませんでした。

古文があること、記述があることを踏まえても

同レベルの学校を受ける方であれば

7割はつくりたい問題だったと思います。