2024年 成城学園 所感 | ZENT進学塾

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【数学】

難易度は例年通りかな。

例年難易度はさほど変わらず。

30年以上かなり安定して同じくらいの難易度なんじゃないかな?

ちょっとだけやりやすくなっている気がするけれど。

 

あんまり関係ないけれど、令和に入ってから問題用紙の形式が変わった。

以前は問題用紙と解答用紙が一体型だったし、冊子になってなかったけれど、問題用紙と解答用紙は分離され、問題用紙は冊子形式になった。

個人的には昔の形の方が扱いやすくて好きだった(笑)

 

Vもぎの偏差値で見ると58だけれど、偏差値58の生徒がしっかり対応しきれる難易度ではないだろうなと感じる。

特に、公立共通問題レベルでしか勉強していない子は大問一から圧に負けてボロボロになる。


 

大問1 計算など小問集合

なかなか面倒な計算が多く手間がかかる。

毎年ここの正答率が成城学園の肝だと思うのだけれど。

少し工夫したりして手早くミスなく処理していける力が欲しい。

自校作成やMARCHなどを考える場合、この学校の大問1で計算力などを養うといいと思うくらい良くまとまってくれているので、そういうレベルを目指す子の練習にも良い。

 

 

大問2 図形単問集

図形の基礎的な内容の確認問題ではあるけれど、どの問題も一癖入れてあるので、ただの基礎とはちょっと違う。

 

 

大問3 関数

今年は関数がやたらと基礎的。

もうちょっとひねりある年もあるけれど、典型的なパターンなので3つともとりたい。

とはいえ、(3)はこの偏差値帯の子はできない子がそこそこ多いと思う。

 

 

大問4 空間図形

ここも基礎的。

見方というか、類題などで経験していてわかっている子にとっては一瞬。

そうではない子はラストの問題が困ったかも?

その手前までは確実に取らないといけない。

 

 

大問5 動点系

図形が動いて重なる部分を関数化していくタイプ。

とにかく動点できないので、ここに対応しきれている受験生はかなり少なくなっているはず。

状況を描く時間もあるし、計算もけっこう手間だし、そもそも大問1でかなり時間を消費している受験生が多いはずなので、60分あるとはいえこの偏差値帯の子たちにとってはなかなか厳しいと感じたのでは。

 

 

偏差値から考えると問題のレベルは高く、60点がラインなのではないかと思うのだけれど…

募集人数が少ないとはいえ実質倍率は3倍を超えていることを考えると、7割くらい確保していく力がないと怖い。

となると、動点系にも対応していかないと怖い…。

合格最低点や平均点が分からないので何とも言えないけれど、普通に公立ベースでやっているだけでは厳しいことは確か。

大問一の精度が合否を決めていると思うのだけれど…。