塾を長くやっていると
経験則から受験の前に合否がある程度わかるようになります。
受かる子たちは
うん、受かるよ
とか
受かるんじゃね?
って感覚が私の中にある。
もちろん100%ではないですよ。
当日の緊張とか体調とかで左右されてしまう部分はあるので
でも、80%とか90%とかそれくらい
こういう感覚が私の中にある子たちは受かります。
一方
うーん…どうかな?
ギリギリなんとか…
みたいな感覚の子達は、大体やはり届かない。
とくに私大附属はこの感覚の子達は落ちることが多い。
都立だと受かってることも多い印象なんですけれど
これはたぶん、倍率が影響しているのだと思います。
だから
「うん、大丈夫」「受かるんじゃね?」と思えるように指導していくし
その感覚だからといって慢心するわけではないし
「ギリ…」となっていても諦めるってわけではないのだけれど。
というか、こういう感覚があるから指導ができるともいえるよね。
もちろん生徒たちには言いませんよ。
言われたことによって変わってしまうことってあると思うので。
「キミは受かるよ」って私に言われてしまったら
その子は安心してしまう可能性が高いですよね。
たぶん、この感覚は私だけではなくて
塾講師として長年やっていらっしゃる方々ならみんなある程度ののものは持ってると思います。
それに、この感覚はたぶん、生徒の学力によるものだけじゃない。
少なくとも私は学力以外のナニカも感じ取っていると思います。
空気感
勢い
目の色
などなど
受かる人って学力は当たり前として
それ以外の様々なものを持っている感じがします。
それらはきっと
ここまでどれだけいろいろなことにマジで取り組んできたかによって養われている
その人の性質、性格なんですよね。
受験というものは単に、学力を鍛えるだけではない。
受験というものを通して鍛えるのは自分そのもの。
その鍛えた自分を発揮する場が受験なんですよ。