先取りを煽る受験業界
小学生のうちから中学校の内容に入るべし
とか
小学生のうちに英検を3級
とか
総合演習を多くするために中2で中3までの内容をすべて終わらせる
とか
中3になったら高校範疇に入れ
とか
うーん…
そうかな?
そういう言説はたくさんあるし
たしかに、戦略的にはそれくらいの感覚で動いた方が
勝率は高いかもしれません。
でも
私が見ている限りだと
そのレベルで先取りが可能な子って
少なくても学校の定期テストで8割は当たり前に余裕でとる子たち
だと感じます。
8割を超えている
じゃないですよ?
「余裕で」超えている
くらいな感じじゃないと厳しい。
定期テスト前
せいぜい各科目2~3時間程度勉強するだけで楽勝
みたいな。
数学にいたってはノー勉で楽勝です。
みたいな。
そういうレベルの子なら
どんどん先取りしていっても大丈夫だと思います。
でも、それが出来る子って
かなり少ないですよね。
当塾では多少の先取りはするけれど
上にあげたようなレベルでの先取りはしません。
高校範疇まで踏み込む子たちもいるけれど
高校範疇をガッツリやることはないし
それにしたって
中二の後半から中三ので
知っといた方がいいからちょっと教えとこうかって程度。
それでも
難関校の問題にちゃんと対応できるし
自校策校では高得点を連発してます。
これは、当塾の実績などを見てもらえれば理解していただけると思います。
さらに
高校範疇にゴリゴリ入っていく子とはしないけれど
上位校に入ってから
特に落ちこぼれているわけでもないですし
むしろ成績上位にいたり成績優秀者であることも多々あります。
だから
そこまで過度な先取りは不要だと思っています。
数学に関しては。
それよりも
大事なのは深度。
進度ではなく深度
だと私は思います。
英語とか理科とか社会とかはいけるなら
どんどん進むといいと思います。
英語は幼いうちからメッチャやるよりは
日本語力をしっかり養う方がいいと思うけれど。
しっかりしっかり深めておくことの方が
良いこともたくさんあります。
もちろん、先に進んでおいて余裕を作ってから
再び戻ってというやり方もあると思うけれど。
そういえば
サインとかコサインとか使いだすと
幾何のセンスが落ちるとかって聞いたこともあるなぁ。
何となくわかる。