勉強が苦手な子の解いている様子を見ていると
こんなことがよくあります。
一文字書いて、で、消す
で
また同じ文字を書く
これ、何なんだろう?
変な字書いちゃったとか、各文字間違えたとか、汚すぎるから消すとか
そういう意味で消してるわけじゃないのが結構あるんです。
ずーっと疑問なんですけれど
考えられる理由は
・誤作動が起きまくっている
・自信が無いからとりあえず消す。で、あってるかもと思ってまた書く。
これくらいなのかな?
誤作動が起きまくってるってのはちょっとどうしよう…いったん置いときます。
自信がないってほう。
合ってるよって言ってあげると
安心して続きを書く子は結構います。
たぶんあってるから言ってみな?
というと答えられる子も。
間違えてはいけないと思っているのでしょうね。
でも、間違えてナンボなんですけれど…。
かなり多くの子がこの間違えたらいけない病にかかっているけれど
これ
いったいどこで身につけてくる性質なんでしょうね。
知り合いの兵庫県赤穂で塾をやっていらっしゃる先生曰く
進学個別指導塾Willbe - 在籍中学生の4人に1人が一桁順位経験者。転塾生の9割が成績を伸ばす進学個別指導塾。関西福祉大学/赤穂西中学校から走って5分。 (ako-juku.com)
勉強を見てあげている親が
子どもが解いている最中に口を出す場合
こうなっている子は多いとか。
字が汚い
そこ違うよ
そこに書くよりこっちの方がスペース開いてるよ
とか
そういう感じで口出しが多いと
こういう子になる傾向はあるそうです。
なるほど
たしかになりそうな気がする。
でも、間違えないと成長しない気がするんですよね。
てか
間違えることを恐れると何もできなくなるって言ったほうがいいのかな?
問題を解くときの様子を観察していると
苦手な子ってフリーズしてる。
頭の中で考えているのだと思うけれど
残念ながら脳のワーキングメモリはそんなに多くないから
考えてるつもりが、フリーズ。
そういう子は多いです。
一方できる子は、わからんけど書くってことが出来る。
分かっていることを書きだしたり。
なんなら、わからないものを書くってことをしてたりする。
数学で言うとわからないものをxと置くじゃない?みたいな。
書き出すと、脳のワーキングメモリがあいてくれて
ついでに可視化されて
思考がしやすくなる。
頭のなかでAB=4でBD=7だから…
なんてやってるより
図に書いてしまえば4とか7にいちいち脳のメモリを持ってかれなくて済む。
苦手な子は
さっきの間違えてはいけない病からくるのか
とにかく書かない。
たぶん
書いて、それを見られて思考が間違っていることが露呈するのが嫌って感じなんだと思うけれど…
書かなきゃ損。
余白が全くなくて答えだけ詰め詰めに描いている子も結構いるけれど
ダメよそんなの。
キミの思考がどういう道筋をたどっていってるかが大事なわけで
それを残さないのは非常にもったいない。
だし、それが残っていないと
我々も何がわかってないのかってちゃんと判断できないんですよね。
全然余白がない詰めっ詰めのノート書く人いるけれど
見づらくね?
お母さんに怒られるの?
ノートそんなに使うな!って。
そんなお母さんいるとしたら
その人はキミらに勉強できるようになってほしいと思ってないんじゃないかな。
汚くデカい字で書きなぐれって意味じゃないからね?
余白たくさんで
思考するためのスペースをしっかり確保して
見やすく
書く。
余白に思考が起こるっていう
素晴らしい言葉を生徒派という塾の草下先生がおっしゃってましたよ。
生徒派さんは何度か当塾のブログにも登場しているので
ご存じの方もそろそろ多いんじゃないかな?
当塾の卒業生も数人、お世話になっています。
余白に思考が起こる
私も使っていこう(笑)
脳の状態もそうですよね。
何かをしているってわけでもないときに
いいアイデアは浮かんできたりする。
散歩中とかよく思いつくって言いますよね。
たぶん余計な作業(情報)がなくなるから
脳の余白が大きくなるんだと思うんです。
私も最近ベイビー寝かしつけに散歩してたりすると
色々考えが浮かぶ。
そんな感じじゃないかな。
とりとめのない文になってしまったけれど
まぁいいか
ブログだし(笑)
ところで、今ふと思ったけれど
スマホってそういう余白も埋めていこうとするから
やっぱり良くないかもね。
なんて。