新中学一年生
あるいは、小学六年生
当塾に初めて来た子たち
これは当塾に限ったことではないですが
塾に通うまで
勉強というものをしっかりやってこなかった子たちの中には
作業がなかなか進まない子がいます。
例えば
テキストの〇〇ページから〇〇ページを自分で進めていきましょう
とか
まずこのプリントを終わらせて
という指示をしたとして
解き始めるまでの時間が長いとか、そういうレベルの話です。
ここでいう「しっかり」とは、「かなりしっかり」という意味ですから
実は、多くの子がそうです。
ちょっとぼんやりしたりする謎の時間があったり
テキストを取り出して、一瞬ぼーっとしたり
一問解いて、ちょっと止まったり
そういう、考えているのとは違う次元の「止まる」という状況があります。
単純に、勉強に意識が向いていないわけですが
だからと言って、注意したからと言って、すぐに変わるものでもありません。
徐々に、勉強するという作業に慣れていかないといけないんですね。
長くいる子たちや、勉強というもものに慣れている子は
「はい、今から10分、黙々と」
というと
テキパキこなしていく。
問題に対する集中
目の前の作業にダイブする感覚
この感覚が出来上がってこないと
なかなか勉強の効果は上がらない。
すぐには改善しないけれど
地道に見守るということも大事。