男の子の親を見ていて感じること | ZENT進学塾

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先日書いた記事の続きみたいな。

 

 

成長過程で「少年」の時期

 

小学校から中学1,2年あたり(+中3)

 

あたりに相当すると思うのですが

 

この、手を離すというのがなかなか難しいのだなと感じます。

 

 

特に、男の子場合の親子関係を見ていると、すごく思います。

 

 

女の子は、男の子に比べると精神的な成長が早く

 

男の子は、ゆっくり伸びていき、あるときから急激に伸びていく。

 

 

男の子はなんか、低学年のうちは幼く、頼りなく見える。

 

実際そうなんだと思います。

 

 

でも一方で、だんだん反抗期も始まり親の言うことに素直に従わない。

 

言えば言うほどウザがって、言うことをきかない。

 

このへんも、男の子はへたくそなんですよね。

 

 

だからでしょうか

 

この手を離すということは、結構両極端なことが多いと感じます。

 

つまりは、完全なる放任過干渉か。

 

 

【完全なる放任】

 

言っても聞かないし、結局本人次第なんで本人の意思に任せていますというパターン。

 

言葉はいいですが、その実、放棄ではなくて?と感じることが多々あります。

 

結構な割合で、学校の成績は酷い。

 

まぁ、そりゃあそうでしょうね。

 

放っておいて勉強なんてするわけがないですから。

 

厳しく言うと嫌われるから…という、嫌われるのが嫌だという心理が親側にはあることも多いかなと感じます。

 

あるいは、忙しくてあまり子どもの様子を見ることが出来ていないか。

 

小学校のときからすでに学力危険水域にあることが多い。

 

でも、あまり可視化されてこないから、なんとなくそのまま中学生になり、そして崩壊って状態で、塾にくる子は結構います。

 

改善するにはかなり時間がかかります。

 

 

 

【過干渉】

 

アレコレ手をかけたり、口出ししたり。

 

反抗期にさしかかる小学校高学年当たりからは、だんだん親の言うことをきかなくなる。

 

でも一方で、うまく自分でやれるほど自己管理が出来ないから、親はアレコレしてしまう。

 

なかなか難しいですよね。

 

中には、親御さんが何かの連絡や相談を塾にしたってだけで、それを嫌がる子も結構います。


どうしろというんだ(笑)

 

連絡してと言われているのに連絡しないで帰る子とかたまにいます。

 

塾の入退カードを意図的にやらなかったり。

 

成績は、「そこそこ」良いことが多いように感じます。

 

たぶん、親が幼少期から勉強させるからなんでしょうけれど。

 

でも、半端になりがちな印象があります。

 

たぶん、自分のことという意識が欠けやすいんだと思うんですよね。

 

あるいは、自分を自立した個として認めてもらえていない感覚。

 

 

 

完全なる放任、過干渉、どちらも問題ありです。

 

で、じゃあどうすればいいんだよって言われてしまうわけですが

 

結局のところ、手を離すところと離さないところのバランスをうまくとらねばいけないのかなと思います。

 

 

私は、どちらかというと放任寄りの方がいいように感じます。

 

過干渉は中学生になるともう反発を生むだけに思います。

 

そして、ここは譲らないというラインをしっかり態度で子どもに提示する。

 

そのラインを態度で示したら絶対に、いかなる理由であろうとも、譲らない。

 

私はそう思っているので、当塾は放任寄りです。

 

 

親にも相当な覚悟が必要です。

 

うまくいってない状態をも受け入れるということが必要になります。

 

状況を見て話し合うことも必要でしょうね。

 

 

子どもは成長していく過程で必ず、自分というものに向き合うことはしなければなりません。

 

しっかり自分と向き合えるようにするには、どうすればいいのか、過干渉にならない位置で、信じて見守ることが大切なんですよね。