たいそうなお題目ですが
やんわりと
私は、高校受験が好きです。
たぶん、自分が中学受験は失敗して、高校受験で成功したから
そういうバイアスもかかっていると思います。
でも、そういう自分の経験を抜きにして中学生という年齢が
受験という大変なものをそれぞれに乗り越えていくことに
意味を見出しています。
中学生って、自我がはっきりして
自分がやりたいこととか、こうでありたい自分と
やりたいことが出来なかったり、ありたい自分とのギャップというものに悩む時期ですよね。
誰かに恋心を抱いたり、親に反抗したり、誰かと衝突したり
そういう葛藤の中で、だんだん人として大きく成長していく。
そこに、ちょうど受験というものが重なってくることには
大きな意味があると感じています。
こうでありたい自分
でも、そうではない自分
そして、そうではない自分を受け入れてなお
そうあろうとして前に進んでいく。
私は、受験を通してそういうことのサポートをしてあげたいなと感じています。
自分というものを受け入れて、時には大きく挫折も経験して、そして、大きく育つ
高校受験を真剣にやり抜いた子たちは
受験の合否とは別のところに、成長がみられます。
そして、そういう経験をして、高校でさらに大きく成長していく。
全然勉強しなくてヤキモキするんですけれど
でも、だんだん自分で決めて自分で動けるようになっていく。
誰かに手取り足取り一緒に歩んでもらう人生ではなくて
自分で歩み始める。
その第一歩目が、高校受験にはあるんじゃないかなと感じています。