耳の痛い話をします。
当塾は、成績上位層も中堅層も、下位層もおります。
しっかり頑張ろうと思っているのならば誰でも歓迎するのですが、ここ数ヶ月、なかなかにマズい子たちが来ます。
通知表に2がいくつか並んでいるとか、小学校レベルのことが何もわかっていないとか。
毎年こういう子たちはいるのですが、今年は多い。
なんでこの状態で放置していたのだろう?
こんなになるまで親は何をしていたのだろう?
と思わざるをえない子が。
通知表に2が並ぶって、かなりマズイ。
何度もいろいろなところに書いていますが、3ですらマズいのに、2がチラホラある。
こんな状態になる前に、もっと早く、塾に来てくれれば…と思うばかり…。
まぁ、当塾に入る以上は血を吐くくらいやってもらいますので今までのことは問わないつもりでいるのですが、にしてもおかしい。
きっと、コロナの影響がここにはあります。
当塾に現在通っている子たちは、中学校入学時や、小学校高学年のときに、コロナで学校がストップした子たちです。
この子たちは休耕期間、自粛期間、何をしていたのでしょうか。
学校からの課題はありました。
しかし、学校だって混乱していたはずですから、そんなものをまともにこなせていたとは思えませんし、まともにやろうとすらしなかった子も多くいると思います。
特に、中学一年生の一学期というのは、中学校という生活のスタートであり、提出物やテストなど、これまでとは違ったレベルを求められることの始まりです。
ここが、抜け落ちてしまった。
結果、提出物とか、授業をちゃんと聞くとか、テスト勉強をするとか、そういうことがわかっていない子たちがたくさん表れてしまったように感じます。
学力調査はどうなのでしょうね?
肌感覚では、非常にマズい状態なのだろうと思います。
私がもし、小学生、中学生だったなら、きっと、暇だしゲームで時間をつぶすということしかできなかったと思います。
外でも遊べなかったですからね。ちなみに全国体力測定は、過去最低らしいです。
最初から塾に通っていた子たちはまだいい。
しかし、塾に通っていなかった子たちの学力状況というのは、想像を絶するマズさになっているのがこの世代の子たちのように感じます。
中間層は、たぶんほぼいません。
上位層と、かなりの下位層に大きく分断がおこってしまっていると、最近強く感じます。