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中学受験が終わったようで、なにやらSNSのタイムラインに中受を終えた保護者の方々の歓喜の投稿や悲痛な投稿が見受けられるようになりました。

 

悲痛な投稿を見ていると思うところがあります。

 

 

私も中学受験をしました。

 

神奈川の浅野中学校と、東京の芝中学校。

 

この二つしか受けませんでした。

 

結果は二戦二敗でした。

 

 

あんまり覚えていませんが、たぶん、当時は悲しかったと思います。

 

親は、「受験辞めてもいいんだよ」といっていました。

 

実際、同じ塾に私より先に通っていた兄は小5になるときかな?にやめました。

 

私は、なんで自分が受験するのかはそこまで明確ではなかったと思います。

 

たぶん、ただの意地ですね。

 

最後までやり通しました。

 

けっこうお金もかかったと思います。

 

でも、不合格でした。

 

あんまりよく覚えていないけれど、惨敗って感じだったと思うんですよね。

 

流石に両親も少しは凹みはしたんじゃないかなと思います。


 

 

でも、私は高校受験で慶應義塾に受かっています。

 

途中で中学受験をやめた兄も、明大明治に受かっています。

兄は、明大明治では学年トップクラスの成績だったようです。

(兄は慶應受けませんでした。当時通っていた塾の先生の話では、早慶は十分チャンスあったそうです。)

 

 

私は、中学受験が終わった後、両親に「一年間は塾いかない」と言いました。

 

疲れたんですよね。

 

少し、時間をおきたかった。

 

中学校に入った時から塾に全くいかないのもどうなの?と思った親がZ会を導入しましたけれど、そこまでがっつりやり込むという感じではありませんでした。

 

定期テストガチ勢でもありませんでした。

 

半端な点なら怒られたでしょうが、流石にそれは、自分にも非があることくらいはわかっていたので反発はすれども、受け入れてはいたと思います。

 

中学受験したというプライドはあったので、周りよりできて当然だろ!というある種の傲りはあったと思います。

 

実際、当たり前に中学校では学年で一番できました。

 

でも、自分よりも上がいるということはわかっていましたし、いずれは高校受験に向けて中学受験の時のように勉強していかねばならないということもわかっていました。

 

高校受験に向けて塾に通い始めたのは、宣言した通り、中二になるときでした。

 

 

私の高校受験は、マーチ受かればいいとこじゃない?みたいな感じでした。

 

これは、家庭内での雰囲気の話です。

 

兄は早稲田落ちて明治でしたから、まぁ、私もそれくらいだろうと。

(ちなみに、私の目標はただ一つ、兄より上に受かることでした。)

 

まぁ、あまり期待されてなかったんですね。

(両親は口にしなかっただけで期待していたのかもしれません)

 

ところが、私は受かっちゃったんですね。

 

慶應に。

 

 

たぶんなんですけれど、中学受験が終わってすぐ親が「はい!高校受験リベンジ!塾へ!」みたいな感じだったり、「早慶!早慶!早慶!」みたいな感じで受験に介入してきていたら、私の高校受験はこうはならなかっただろうなという感覚があります。

 

受ける学校も大体自分で決めたと思います。

 

親は明治受ければといったと思いますが、私は兄と同じところに行くのは嫌だったので2月12日は青学受けました。

受験間近になって、「立教も受けていい?」と聞いた記憶があります。

 

良くも悪くも、私の思うようにやらせてもらった受験でした。

 

 

進学した先の慶應は最高の環境だったと思っています。

 

大学受験しなくていいし、自由だし。

 

もし、私が浅野や芝に通っていたらどうだったでしょうね?

 

もしかしたら、受験ストレスでつぶれていたかもしれません。

 

もしかしたら、慶應よりももっともっと自分に合っていて、東大とかいっちゃって、今よりいろいろな面で豊かだったかもしれません。

 

でも、そんなもんは経験していないからわからないですし、あり得たかもしれない可能性の一つでしかない。

 

 

何が言いたいのか分からない記事になってしまっていますが、私が言いたいことは以下の4つです。

 

① 何が良いかなんてわからないよ ということ。

結果論でしかないけれど、私は、落ちてよかったと思います。

人間万事塞翁が馬ですね。

 

② 受験って向き不向きがありますよ ということ。

今になってみてわかることですが、私はたぶん、中学受験には向いていなかった。

 

③ 落ちたとしても、受験をやり通したという経験は無駄にはならないよ ということ。

私は、中学受験をしたがゆえに、勉強の仕方は周りの子たちに比べてよくわかっていたと思いますし、おかげで成績も良かったです。

 

④ 結果がどうであれ、親は、少なくとも子どもの前では悲壮な顔はしないほうがいいと思いますよ ということ。

子どもに辛い表情を見せたり、悲しんでいる顔を見せたり、「いくらかかったと思ってんの?」みたいな責めるようなことを言ったり、そういうことをもし、私の親がしていたら、私はどう思っていたかな…。

何かをこじらせていたんじゃないかなと思います。

 

 

受験結果は様々の事と思います。

 

そのそれぞれに、ドラマがあり、それぞれに思うところがあり、それぞれに、受け止め方も異なることでしょう。

 

とりあえず、中学受験を経験された皆様方、お疲れさまでした。

 

皆様の晴れやかな新生活をお祈りいたします。

 

 

さて、当塾の皆さん。

 

高校受験も本番を迎えておりますね。

 

次は、キミたちの番です。

 

頑張ろうか。