物事は、自分を中心には回っていません。
自分は、この世界を認識する主体として、この世界の中心ではあるけれど、この世界で起こる事柄のほとんどのことは、自分を中心には回っていません。
自分というのは、中心であると同時に辺境です。
自分を中心として考えていると、行動が遅くなりがちです。
何かが起こった時に、必死になって何かに縋りつくだけの対応者となります。
周りで何が起こっているのかをよく見て、次にどのような行動が必要になってくるかを考える。
そういうことができないと、いつまでたっても周りに追いつけないどころか、どんどん後れを取っていく。
何かの行動はすべからく、こうです。
周りに合わせて行動しようとした結果、周りより遅れる。
周りは、自分を待ってなどくれません。
だから、常に十歩先を見据えるつもりで物事は考えていかないといけません。
受験が目前となって慌てて勉強し始めるのもそう。
もうすでに、周りは動いており、遅れています。
常に行動が遅い人というのは、何度となくそういう経験をしてきているはずなのに、これに永久に気が付かない。
そして、負のスパイラルをどんどん降りていく。
みなさん、そうなっちゃいけませんよ。
後から取り戻そうとか、そんなの無理。
みんなが動いているのが見えるようになってから動いているのでは、もう手遅れ。
そういうもんですからね。