書く、ひたすらに書く | ZENT進学塾

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新中学一年生としての授業がスタートしまし、三週間が経過しました。

 

本日は国語の授業の三回目。

 

今年から、新中一の国語の授業は例年と違う動きをしてみようと思っています。

 

 

それは、ひたすらに「書く」ということ。

 

はじめは簡単なところから

 

文を正しく直すだけとか、単語を入れ替えるだけとか、接続語を正しく使って書き直すだけとか

 

そういう非常に簡単なレベルから、

 

比較的軽めの文章や図、グラフなどから内容を読み取ってまとめるというちょっと大変なものへ

 

そして、自分の考えや意見を表現するというハードルの高いところまで。

 

ひたすらに、「書く」という作業をしてもらいます。

だから、授業中は「書く」ということにかなりの時間を割くため、私はちょっと楽(笑)

※はたから見れば放置に見える日もあるかもしれませんが、しっかり添削などをします。

 

何故かといえば、ここ数年の世の中の動きを見ていて、そういう、表現するという入試が増えていくように感じているからです。

 

表現するにあたって、正しく日本語を使えないのは大問題。

 

話し言葉ならいけるのだけれども…というのでもダメ。

 

書き言葉と話し言葉は違う。

 

できるだけ美しい言葉遣いできれいな日本語を使えるようになってほしい。

 

 

メールやラインの文化のせいでしょうか?

 

あるいは、そういう「書く」訓練が少なくなってしまったせいなのでしょうか?

 

あるいは、元からそうだったことに私があまり気が付いていなかっただけなのか

 

その辺はあまり定かではありませんが、日本語で正しく文を書くということが苦手な子が増えているように感じています。

 

 

それっぽい文章は書けるのだけれども、それでは伝わらないという文章が非常に多い。

 

あるいは、語尾がおかしいとか、助詞が一部分だけおかしいとか、修飾関係が変とか、話し言葉で記述するとか。

 

とにかく、変な日本語を書く人がここ数年、やたらと私の目につく。

 

 

というわけで、今年から、思い切って国語の授業を大きく変えて、「書く」ということが実は、とても大変で難しいことで、気を遣わねばならないことだということを意識させていきます。

 

 

私は塾報で文章を書きまくっていたら、「きれいな日本語ですね」とか「読みやすい文章ですね」と褒めていただくことが増えました。

 

自分の考えを語弊なく表現しようと思ったら、かなり言葉には気をつけねばならないし、文章の構成も意識しないといけません。

 

私はずっと、これからの社会は自分で物語を紡ぎ、それを表現していくことが大事だと言っています。

 

書くという行為は、現時点での自分の考えを人に伝え、そして、保存しておくこと。

 

そしてそれを、自分で何かのおりに読み返し、自分を顧みたりアップデートしていくことも重要ではないかと思っています。

 

 

当塾に通う子たちが、そうやって書くということ、表現するということをしっかりでき、物語を紡げる存在になってくれるといいなと感じています。

 

というわけで、簡単なレベルから

 

「こんなのわかるよ」というようなレベルから少しずつステップアップさせて「美しい日本語が書ける人」になりましょう。

 

 

※実は会話も下手では?と感じています。さらに言えば「読む」ということも下手では?と思っています。

早い話が日本語がうまく使えていない人が増えたと感じています。

読むにしろ、書くにしろ、会話にしろ、意識的に言葉を操らねばいつまでたっても下手なまま。

いろいろと訓練していきますが、「書く」という行為が一番必要かな?と今は感じています。